【北海道コンサドーレ札幌】タフな試合。色々ありましたね…【J1リーグ「第6節(VS.浦和レッズ)」】【レビュー】

こんにちは、もちょです。

今回は、前回に引き続きサッカー視聴歴11年の僕が、北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます。

前回(第5節)の記事はこちら。

この試合は何が良かったのか、悪かったのか、誰が活躍したか、得点シーンについてや失点シーンについて、出来るだけわかりやすく書いていこうと思います。

この記事でコンサドーレサポーターはもちろん、Jリーグサポーターの方々もサッカーをより楽しむためのお手伝いが出来れば嬉しいです。

 

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北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第6節 浦和レッズ戦レビュー

 

●今回の試合について

〇スターティングメンバー

期限付き移籍の規定で興梠選手が出場できないからか、FWタイプがスタメンにいませんね…

トゥチッチ選手もスタメンではありませんでした。

 

〇今試合のコンサドーレのサッカー

・攻撃時

ビルドアップの形自体は試合ごとに変えることは無いようですね。

開幕節の記事で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

形は同じですが、ボールの運び方は毎試合違ってきます。

今試合のビルドアップはかなりサイドを使っていましたね。

相手の2トップとボランチ2枚が中をしっかり閉めていたので、縦につけるパスコースを作れず、外回りのボール運びになっていました。

パスを縦に入れられないので、いつものようなワンタッチでつなぐコンビネーションはあまり発揮できませんでしたが、サイドが比較的空いていたので、金子選手の仕掛けが目立っていましたね。

後半は菅選手も積極的に仕掛けられていましたし。

サイドが空く分、サイドチェンジもキレイに決まっていました。

今回の試合はシャドーの選手が、二人ともボランチを主戦場とする選手だったので、積極的に下りてきていましたが、そこに相手ボランチがついてきていたので、そこから展開するのも難しかったです。

相手のボランチ2枚の強度も、ものすごかったですしね。

 

・守備時

そして、守備時のお話です。

今回の試合もいつも通りの人を決めての守備でした。

相手のビルドアップの際に、左SHの15番と左SBの44番が入れ替わったり、SBが中に入って逃げ道を作られたりと、様々なポジションチェンジをされましたが、臨機応変に捕まえる人を変えながら上手く対応していたと思います。

それでも、相手のGKを含めたビルドアップの際にはCBにプレスをかけきれなかったり、ボランチを空けてしまったりするシーンもありました。

そして、今回のスタメンがルーカス選手ではなく菅選手だった要因の一つであろう、相手の10番です。

カウンター時の脅威は相当のものでしたね。

1対1で菅選手は負けていませんでしたが、相手の6番との連携で上手くやられてしまったシーンがありました。

※ここから先はくどくなるので、~選手の“選手”を省略します。

 

〇試合内容

・序盤からほぼ互角

序盤からほぼ互角と言った試合内容でしたね。

コンサドーレが攻めたい中央を閉じられ、そのまま同サイドに追い込まれる守備で、窮屈になった所から、キレイなサイドチェンジでフリーの金子にボールが渡って仕掛けるシーンが、多くありました。

しかし、相手もSHである15番がしっかり戻って守備をすることで、金子の突破を許しませんでした。

さらに、中央はボランチの2枚が強度と運動量でガツガツ来るので、サイドに引き付けてから中央を使うコンサドーレの攻撃が中々上手くいきませんでした。

それでも、金子が無理やり突破して、クロスやシュートまでいっても相手の13番の秀逸なカバーで全部消されていましたね。

逆にそこからのカウンターで危ないシーンを作られましたが、10番は菅、7番は宮澤がよく抑えていましたし、相手にボールを握られた状況でも、33番が左サイドに流れてクロスを入れられたシーン以外は、そこまで危険なシーンは無かったと思います。

・PK献上!

一進一退の攻防が続く中、一瞬のスキでPKを取られ、見事先制点を決められてしまいました。

10番対菅選手のところに、6番がインナーラップを仕掛けてきたので、6番をマークしている荒野が戻ってきたところまでは良かったんですが…

荒野はマークの受け渡しをしようとして、自分が10番、菅を6番につかせたかったようですが、菅はそのまま10番についてしまったので、その一瞬だけ10番に2人のマーク、6番がフリーの状態になってしまいましたね。

そこに良いタイミングでスルーパスが通り、福森が慌ててフォローしに行った結果、手に当たってしまいました。

荒野と菅のどちらが正しいのかはプレイヤー経験ゼロの僕はわかりませんが、映像で見てみると荒野が菅にちゃんと指示を出しているように見えました。

でも、スタジアムの声援で聞こえなかったってこともありますしね。

どちらにせよ、守備の穴を完璧につかれた形になりました。

このPK獲得以前も、その後も、SHが張った状態でボールを持ったら、SBが必ずインナーラップをしていたので、浦和の決まり事なのかなと思いました。

・カウンターから危ない場面が

先制されてしまいましたが、その後の展開もあまり変わらず。

攻めに出なくてはいけなくなったコンサドーレに対して、相手のカウンターの機会は増えましたが、数的不利な状況でも何とか対応できていました。

44分にかなり危ないカウンターのシーンがありましたが、菅野さんの神セーブで事なきを得ました。

その後のCKでもゴール前の混戦から、危ないシーンが何度もありましたが、菅の神カバーで事なきを得ました。

あぶねー

・前半終了!

そのまま0-1で前半が終了!

ほぼ互角の前半でしたね。

コンサドーレ側は金子の仕掛け、相手は10番と7番のカウンターでチャンスを作れていました。

・後半開始!

後半も構図は変わらず。

コンサドーレが攻めるけど、相手のカウンターが怖いっていうシーンが目立ちました。

そんな中で、50分に10番のカウンターを田中が1対1で完璧に止めたシーンがありました。

前節、前々節と褒めちぎった選手だけに、ちょっと嬉しかったです。

・・・・・

このシーンに関しては、それだけです。

・菅が解放された

56分に相手が10番と7番を交代してきました。

これによって、10番をずっと気にしていなければならなかった菅が、サイドの高い位置で張れるようになりました。

後半は菅がフリーで仕掛けるシーンが目立ちましたね。

・交代バッチリ

さらに直後の交代で、シャビエルに代わって中島が、福森に代わってルーカスが入りました。

福森のポジションには前節もそこを務めた高嶺が、荒野が1つ下がってボランチに、左シャドーに駒井、右シャドーに金子が移動し、ルーカスが右WB、トップに中島が入りました。

この交代で、コンサドーレ側が攻勢に出られるようになりましたね。

今回の試合ではサイドチェンジがキレイに決まることが多かったので、そこまで問題になっていませんでしたが、シャビエルがトップの場合、いつもやっているロングボールをDFラインの裏に蹴ったり、単純に当てたりする攻撃が上手くいっていませんでしたね。

トップに中島を置くことで、純粋な高さとスピードがあるのでDFライン裏へのロングボールが効果を発揮し始めました。

・同点弾!

攻勢に出ていたコンサドーレがついに同点弾を叩き込みました!

足元に入り過ぎたボールでしたが、上手く収めましたね。

シュート自体も、フェイントからの持ち出しで目の前のDFを一瞬外して、コースを狙った素晴らしいコントロールショットでした。

この得点は、お互いの交代がコンサドーレにとってプラスに働いた結果となりましたね。

まずは、先ほども言った通り、菅がフリーで受けられるようになっていたこと。

そして、交代で入ったルーカスが素晴らしいサイドチェンジを菅に通したこと。

交代後の配置変更によって、菅の落としをワンタッチでクロスを上げられる位置に高嶺がいたこと。

これもまた交代後の配置変更で、金子がゴール前にポジションを取れていたこと。

交代選手と交代後の配置変更が、ここまで上手くいくとは…

ミシャ監督すごいですね。

金子も、あの体勢から決めれるとは。

なんにせよ、サイドチェンジで揺さぶって、最後は中央っていうお手本のような攻撃が決まって、興奮しました。

・事件が…

同点の勢いに乗って、攻め続けるコンサドーレでしたが、ここで事件が…

75分、カウンターを止めようとした荒野のプレーが、危険なプレーとみなされ一発レッドで退場に!

ここからコンサドーレは、1人少ない状況で戦わなければいけなくなりました。

・守備固め?

1人少なくなってからは5-3-1の形で守りを固めながら、中島君の一発にかける戦い方をしていました。

残り時間が15分程度だったので、ギリギリ守り切れるかどうかの戦いか…

と思っていましたが、ここで中島君と金子が大爆発。

逆にコンサドーレがチャンスを作る展開になっていきましたね。

・金子、中島大爆発

押し込まれる展開ではあったものの、奪った瞬間の金子の持ち運びを相手は止められていませんでいた。

金子に運ばれてしまっているので、相手DFラインは下がらざるを得ません。

そこから、スピードと強さがある中島が裏へトップスピードで抜けていくので、相手DFはかなり困っていましたね。

さらに、スタミナお化けの菅と交代で入って元気なルーカスの両サイドが、どんどん上がっていくので、上下に走らされるは、左右に引っ張られるはで、1人多いはずの相手の方がヒヤヒヤな場面が多かったですね。

1人少なくなってからのコンサドーレを見て、繋ぐだけではなく、相手を引き込んでカウンターで仕留めるサッカーも出来るんだなぁと思いました。

このオプションも持っておけるのは強みですね。

・大チャンスも…

99分には、絶好のカウンターチャンスを相手の15番に遅らされたシーンもありました。

最終的に、ルーカスの決定機までいきましたが、この時間帯で同点なのでボールを大事にし過ぎて、失敗に終わりましたね。

この時間帯でも最終ライン付近まで戻ってきていた15番は素直にすごいなと思いました。

・試合終了!

追加点を奪えそうでしたが、同点のまま試合終了!

1人少なくなってからの中島君を見ていると、未来が明るいなーと感じました。

かなりタフな試合でしたね。

こんな試合をしたときに限って、ミッドウィークにも試合があるという過密日程ですが、次節こそ勝ってほしいですね!

 

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●私見

〇もちょ的、今試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)

ここで、もちょの独断と偏見で選んだ今試合のMOMを発表したいと思います!

今試合のMOMは…

金子 拓郎選手です!

得点を決めたことはもちろんですが、前半のサイドでの仕掛けも光っていましたね。

そして、何より1人少なくなってからの持ち運びはチームをかなり助けていたと思います!

あの時間帯で、あんな持ち運びと運動量を見せられたら、すごい!って言っちゃいますね。

すごい!

 

〇その他にも良い選手が

今日の試合では、中島選手が特に良かったと思います。

交代で入ってきた選手で、元気だったこともありますが、積極的に裏への抜けだしを狙ったり、GKまでプレスをかけたりと、走りまくっていましたね。

一度、裏への抜けだしから大チャンスで、相手GKの西川選手と交錯した時にめちゃくちゃ怒られてて、可哀そうだなと思いました。

イエローもらっちゃいましたしね。

でも、あのチャンスはFWならいっちゃいますよね…

プレイヤー経験ないんで、知らないんですけど。

 

〇ちょっとばかし直してほしい選手

ここまで、コンサドーレをたっぷり贔屓して書いてきたので、少しだけ直してほしいプレーについて…

今日の試合では、やはり荒野選手になってしまいますねー

一発レッドのシーンは、確かにカウンターを止めようとした結果なので仕方なかったとは思いますが、少し軽率でしたね。

あとは、選手交代後にボランチに入った際、以前もお話したポジショニングの悪さが目立ってしまったな、という印象でした。

荒野選手はシャドーが一番良いのかな、と思いました。

褒めてるだけのレビューだと嘘くさくなるので、僕が個人的に直してほしいところも書きました。

正直なレビューだよと言うことを証明するためなので、ファンの皆様怒んないでください、すいません。

 

●まとめ

以上、北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第6節 浦和レッズ戦レビューでした!

この記事のまとめとしては…

・ほぼ互角だった

・一瞬のスキを突かれてPK献上

・交代がハマりましたね。

金子のゴールは素晴らしい!

・中島君、強い⁉

・中島君、速い⁉

・6戦連続引き分けだー

ということでした。

勝手なイメージなんですが、浦和レッズってJリーグの中だとビッグクラブだと思うんです。

でも、その浦和レッズとコンサドーレが互角にやり合えてる現状にちょっと感動している、もちょです。

ところで、荒野のレッドは妥当だとしても、今回の審判は浦和寄りの判定が多い気がしませんでしたか?(笑)

あと、終了間際で金子が足を攣った時に、フェアプレーでボールを返してくれない浦和にビックリしました。

勝ちたいのはわかりますし、ルール上問題は無いんですが、海外サッカーをさんざん見ていても超大事な試合、例えばCLなんかの試合終了間際でも必ずそういうボールは返していますね。

フェアプレーでボールを返してくれないチームが自国のリーグにある日本が、前回のワールドカップでグループリーグをフェアプレーポイントだか何だかで突破したらしいですよ…

へ?

色々なことがありましたが…

次節は勝利でお願いします!

この記事で、より一層コンサドーレの応援、Jリーグの視聴を楽しんでもらえたら幸いです。

では、また!

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