ペットNGの家族を説得!動物嫌いの夫が猫好きになった話【ビビり猫ゆきまるとの奇跡の出会い】

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なんか貼られたところからスタート

今回は、私の旦那が猫好きになるまでの話をしたいと思います。

(旦那は動物全般が苦手なのですが…)

みなさん、ペットを飼いたいと思ったとき、家族に反対されて諦めたことはありませんか?

私は動物大好きな家庭で育ったので、ペットを飼うのは当たり前のことでした。

しかし、私の旦那は動物が苦手…。

(ペットを飼ったこともないのに…)

でも、私が旦那と出会う前から一緒にいた猫の「ゆきまる(通称まる)」を手放すなんて選択肢はありません!

そこで、どうやって旦那に慣れてもらうか、猫好きになってもらうか、試行錯誤したのですが…

なんか、勝手に好きになってました。

(私の努力は!?)

この記事を読んで、「うちの旦那のように、動物嫌いでも猫好きになることもある!」と、ご家族にペットを反対されている方の説得材料になれば嬉しいです(笑)。

登場人物

  • まる:黒猫(本名:ゆきまる)。超ビビりだけど、旦那にはなぜか心を開く。
  • 旦那:元・動物嫌い。最初は警戒していたが、まると出会い変化していく。
  • 私(妻、語り手):猫好きで、まるの飼い主。旦那とまるの関係を見守る。

※このストーリー当時は、まだ妻と夫ではなく彼女と彼氏

 

 

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ゆきまると旦那が仲良くなるまで

ここからは時系列でストーリー調に紹介していきます。

説得材料としてはもちろん、読み物としても楽しんでいただければ幸いです。

1.まると旦那の出会い

まると旦那が初めて会ったのは、今から9年前の冬。

まるは超ビビりなので、旦那が初めて私の家に来たときは、押し入れの奥でひたすら気配を消していました。

でも、私は「せっかくだから」と思い、無理やりまるを引っ張り出し、強制的に初対面。

お互い、めちゃくちゃ警戒していました。

そう、まるだけじゃなくて旦那も…(笑)。


警戒中

まるは、私が手を離した瞬間、猛ダッシュで押し入れへと逃げ込み、

「チリリンッ!」(首輪の鈴の音)と、

いい音を立てながら暗闇へダイブ。

「すごいスピードだね…」と、旦那もびっくり。

その日は一日中、押し入れに引きこもっていました。

(ちなみにいい音立てた首輪がこちら↓)

※まるは黒いので鈴が付いている首輪をしてないと見失うことがあります。

 

2.押し入れ生活、1日で終了

しかし、そんな押し入れ生活はたった1日で終了しました(笑)。

まるは、私の親や友達が来ると、相手が完全に帰るまで絶対に押し入れから出てこないような慎重派。

なのに、なぜか旦那の時だけは違いました。

2回目に旦那が家に来たときには、まるはすでに旦那の膝に乗っていたのです!


お互いに緊張中

二度しか会っていない相手の膝に乗るなんて…

まるの不思議行動ベスト5に入るレベルの衝撃でした。

今思うと、まるのほうも旦那だけは特別だったのかもしれません。

さらに驚いたのはその後。

旦那が意を決して、まるを初めて抱っこしようとしたのです。

恐る恐る両手でまるを持ち上げる旦那。


抱っこされてしまった

動物が苦手な旦那は、苦手ながらも初めて触るまるに感動してた様子。

まるも完全にリラックスとはいかないものの、拒否することなく抱っこされていました。

そんなこんなで、旦那のことは気にしつつも普通に生活するまる。

そんなまるを抱っこしちゃう旦那!

もう普通に抱っこするかぁ、早かったなぁと感心する私。

そして、無事に押し入れ生活(1日)から解放されたまるでした。

 

3.高速猫パンチ事件

そんなまると旦那が徐々に距離を縮めてきたある日、事件は起こりました。

私がお風呂に入っているとき、まるが背の高い本棚の上に登ってしまい、危ないと思った旦那が下ろそうとしたらしいのですが…

「フーッ!!」と威嚇しながら、高速猫パンチを炸裂!


おもちゃで遊び中(この程度の猫パンチは朝飯前)

旦那はそれまでまるが威嚇するところを見たことがなかったので、

「ちょっと!まるがパンチしてきたよ!?」

と、驚いた顔でお風呂場に飛び込んできました(笑)。

私も驚きました。

まるは普段とてもおとなしく、おもちゃに夢中になりすぎたときやブラシが嫌なときに少し噛む程度で、攻撃的なところを見せたことがなかったのです。

こんなに怒っているまるは本当にレア。(ビビりなのにね)

「ちょっとやめてよー」っていう怒りではなく「やめろよ!!!」っていうまる。

は、初めて見た…

「ほんとに怒ってるじゃん!なんか嫌なことしたの?」と旦那に問い詰め、話を聞いてみましたが、なぜあの温厚なまるがここまで怒ったのか、その時は分かりませんでした。

旦那はその日から、まるに対して少し警戒心を強めてしまいました。

しかし、私は旦那に

  • 他の猫ちゃんの多くは
    ・撫でられる気分じゃないときに撫でられたら怒っちゃう
    ・もっと攻撃してくる
    ・壁で爪とぎだってしちゃう
    ・粗相しちゃう
    ・大人しく抱っこされる子は少ない
    ・邪魔な時に限って膝の上に乗っちゃう
    ・人間のご飯に興味津々(特にお魚類)で隙あらば食べちゃう
    (まるはこれらをほとんどやらないんです!)

を力説。

まるは本当に珍しい“大人し猫”なんだと口酸っぱく伝えました。

この話を聞いた旦那はしばらく考えた後、神妙な顔でまるに近づき一言…

「お前、そんなに良い奴だったのか…?」と。

いや、単純か!と心の中でツッコんだ私でした。

旦那にとっては良い意味で猫らしくないゆきまる。

この事件から9年の月日が流れましたが、まるが本気で怒ったのは計2回。

この1回と後々出て来る、事件の真相が突き止められた際の1回だけ。

抱っこをするところまで心の距離が縮んでいたのに、また離れてしまう!?と心配した私でしたが、逆にまるが猫の中でもレアな性格なんだと旦那が認識した要因になったので、結果オーライでしたね。

 

4.引っ越し

そんなまると旦那のつかず離れずの関係が続く中、私たちは引っ越しをすることになりました。

当時、私と旦那は札幌の離れた場所に住んでいたのですが、もっと近くに住もうという話になり、私が旦那の家の近くへ引っ越しました。


引っ越しまる

引っ越し後、お互い1人暮らしだったこともあり、徐々に半同棲のようになっていきました。

あるあるですね(笑)

でも、まると旦那のエピソードに引っ越しが関係あるの?

と思った方、いらっしゃるんじゃないでしょうか。

実は、めちゃくちゃ関係があるんですね。

なぜかというと、旦那が私の家にいる時間が大幅に増えたからです。

つまり、まると旦那が一緒にいる時間が大幅に増えたんです。

よし!

これでまるも懐いて、旦那も猫好きになったんだね!

めでたしめでたし!

なんて、簡単な話ではありません!(笑)

私がいない時は、水を替えたり、ストーブをつけたり、まるのために動く旦那。

一方で、まるも旦那の布団に潜り込んで一緒に寝るようになったりしました。

しかし、お互いにまだまだ心を完全には開いていないようで…

まるは私がいれば、飼い主がいるから旦那には無関心。

旦那はまるの匂いが苦手で、触った後は手を洗うほどでした。
(今考えれば旦那は生理的に苦手だったんですね、動物)

約一年間ほどこんな関係を続けていた、不思議な二人なのでした。

 

5.高速猫パンチ事件の真相

そんなこんなで、長い間2人きりでいることが多くなったまると旦那ですが、相変わらずつかず離れずの関係が続いていました。

それから時間が経ち、ついにあの事件の真相が明らかに!!!


明らかに!?

ある日、いつも通り2人きりになったまると旦那。

引っ越し直後で段ボールだらけだったことや、まるが部屋に慣れておらず、色んなところを探検していたこともあって、いつもより距離が近かったそうな。

そして、探検を一通り終えたまるは自分が落ち着ける場所を見つけました。

その場所とは…

クローゼット内の高い棚の上

さすが猫
やはり猫

猫らしくないとさんざん言われているまるですが、狭くて自分のサイズにピッタリな場所を好きなところはThe・猫。

荷物が入っていないのをいいことに自分の寝床に認定!

そこでまるまって(まるだけに、つってね、ハハッ)いつものようにぐっすり寝ていました。

そんな時、旦那はというと…

必死にまるを探していたんだとか(笑)

さっきまで近くにいたまるが突然いなくなって焦ったらしいです(笑)

新しい家だし荷物だらけだし、どこかから出られなくなっていたり、大事な荷物にいたずらをしていたりなど、色々心配になったそうです。

そんなことはつゆ知らず、爆睡のまる。


きっとこんな風に爆睡だったに違いない

私はその場にいませんでしたが、その画を想像して笑っちゃいました。

ごめんよ(笑)

なんやかんやで、探しまわる旦那の音で目を覚ましたまるの鈴がチリリンッ、

やっと居場所を発見!

別に下ろす必要はなかったと思うんですが、やっと見つけて嬉しかったのか旦那はまるを下ろそうと手を伸ばしたそうです。

天井まであるクローゼットの最上段の棚にいたまるは、ここまで届くまいと高を括っていたのでしょう。

しかし、旦那は身長180㎝越え。

手を伸ばせば最上段のまるを捉えることは容易。

その大きい手を目の当たりにしたまるは、めちゃくちゃビビって出来る限りクローゼットの奥に行こうとします。

ここでピッタリサイズの場所を選んだことが仇に!

全然逃げれない(笑)

迫りくる手になすすべが無いまる!

と思いきや、ここで猫パンチ!

あれ、こんなん前もあったような…(笑)

そう、高速猫パンチ事件ですね。

まるは今のところこの2回しか本気の猫パンチしてないんです(笑)


これが猫パンチをお見舞いした手やで!(ドヤッ)

まるの人生、いや、猫生でたった2回しか繰り出されたことがない本気の猫パンチの的中率が100%の旦那。

この時はビックリした、と同時になぜ本気の猫パンチが繰り出されるのかが分かったそうです。

ここまで読んでいただいた皆さんはもうお分かりかもしれませんが

まるが本気の猫パンチを繰り出したのは…

旦那の大きな手が怖かったからです。

そして、その大きな手から逃げられない状況に追いやられた時にだけ発動する、いわば条件付きの必殺技、と言ったところ。

手が怖いってどういうこと?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

見慣れている私の手よりも、二周り以上大きな旦那の手。

まるから見たら、手だけで追いかけられると得体の知れない変なものが襲ってきてるように見えるみたいなんです。

“大きな”っていうのがポイントですね。

そりゃ、逃げられない状況で旦那のデカい手が迫ってきたら猫パンチもしたくなりますわな。

というわけで、高速猫パンチ事件の真相は

まるが今まで見たことがないくらいデカい旦那の手にビビったのでした(笑)

本気でまるが旦那のことを嫌ってなくて良かった良かった。

 

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まとめ

いかがだったでしょうか?

まると旦那の間に起こった具体的な心の距離エピソードはこんな感じです。

9年間も一緒にいるので、まだまだ細かい事件や心の距離が近づくエピソードなんかもあるんでしょうが、最初の出会いや高速猫パンチが面白くて、今回はこういう形に落ち着きました。

ちなみに、今現在、2人の様子はというと…

ありえないぐらい仲良し。

まるの特等席は旦那の膝の上ですし、今までは絶対にしなかったごめん寝(猫の寝落ち、警戒心なしってこと)だってしちゃいます。

そして、猫界きっての吐き手で有名なまるは、ご飯を1時間ごとに小まめにあげ、水もその間に良い感じに挟むという、めんどくさ猫でもあります。

そんなまるのご飯係に任命されているのが、なにを隠そう旦那です(笑)

こんなにめんどくさいご飯管理をやるくらいには旦那もまるに懐きました。

このように!

動物嫌いの旦那でも猫を好きになることが出来たので、ご家族に猫を飼うことを反対されている方はあきらめず頑張ってください!

飼ってしまえばこちらのもの!

これから猫を飼おうと考えている方の参考になれば嬉しいです。

それではまた!


またね…

旦那は撫でられたら喜ぶ場所とかも調べっちゃったりしてます。

 

ゆきまるの嘔吐対策の記事はこちら。

 

 

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