【北海道コンサドーレ札幌】J1リーグ「開幕節」をレビュー!【私見ですが…】

こんにちは、もちょです。

ついにJリーグが開幕しましたね。

そこで今回から、サッカー視聴歴11年の僕が、北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていこうと思います!

出来れば毎試合やりたいと思っていますが、どうでしょうかね。

毎試合は厳しいかもしれないので、もう謝っときます、すいません。

この試合は何が良かったのか、悪かったのか、誰が活躍したか、得点シーンについてや失点シーンについて、出来るだけわかりやすく書いていこうと思います。

この記事でコンサドーレサポーターはもちろん、Jリーグサポーターの方々にもサッカーをより楽しむためのお手伝いが出来れば嬉しいです。

スポンサーリンク

北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第1節レビュー

 

●スターティングメンバー

 

●今試合のコンサドーレのサッカー

〇久しぶりに見たので…

まず初めに言っておきたいことが。

今回、コンサドーレの記事を書くにあたって久しぶりに試合を見ましたが、正直ビックリしました(笑)

“コンサドーレがポゼッションしてるー⁉”ってね。

僕がよく見てたJ2時代は堅守速攻で、ボールを持つことなんてまず無かったのに…

もう6年も前だし監督も変わってるし当然かぁ、と思いながらもなんだか感慨深いです。

噂では聞いていましたが、実際見てみるとかなりシステマチックなサッカーしてて、こりゃあ確かにひと癖もふた癖もあるなぁと思いました。

選手の入れ替わりが激しいのなんのって。

その時その時の立ち位置は決められてるけど、誰がその位置を取るかは臨機応変に対応してる感じなので、外から見てても混乱しますね。

なので、中の選手たちはもっと大変だろうなぁ…

スタミナは当然ですが、頭もかなり消耗しそうです。

あ、あと今年のセカンドユニフォームめちゃくちゃカッコいいですね。

黒地にゴールドで。

〇攻撃時

次に、コンサドーレが行っていたビルドアップ(攻撃時の組み立て)について書いていこうと思います。

今回の試合、特に前半ですが、コンサドーレがかなりボールを持って試合を支配していましたね。

その理由はこのビルドアップにあると思います。

まずは、形の説明から。

DFラインの田中選手、福森選手がSBの位置まで開きます。

そこにボランチの高嶺選手が降りてきて4バックのような陣形を取ります。

その一つ前に駒井選手が1アンカーのように立ち、下図のような[4-1-4-1]の形に可変してビルドアップしていました。

さらに、状況に応じてGKの菅野選手がボール回しに参加していましたね。

形を整理したところで、次にビルドアップの仕方です。
(フォーメーション図上の選手で説明しますが、試合中は臨機応変に違う選手がその役割をすることもありました。)

相手は[4-4-2]の陣形で、2トップが宮澤、高嶺選手、SHが開いた田中、福森選手、ボランチが小柏、シャビエル選手、SBがルーカス、金子選手、CBが興梠選手をそれぞれマーク出来る配置になっていました。

そこで、空いてくるのが駒井選手です。

コンサドーレはまず、ボールを保持したら宮澤選手と降りてきた高嶺選手で回していきます。

相手2トップがプレスをかけてきたら菅野選手も参加して3人でボール回しをして、基本的に数的有利を作っていきます。

この時に相手2トップの背後に必ず駒井選手が立ち位置を取ります。

そして、駒井選手にパスが通って前を向くことが出来れば、攻撃スタート。

駒井選手を潰すために相手が中央に密集するので、ロングフィードでサイドに預ける、さらに逆サイドに振ると言った、相手を揺さぶる攻撃が出来ていました。

これに対応できなかった相手は、前半はボールの奪いどころが見出せず、結果的にコンサドーレがボールを保持する展開となりました。

さらに、駒井選手や宮澤選手がボールを持った味方に安全なパスコースを提供するためのポジションを必ず取っていたので、そういう決まり事も含めて本当のポゼッションのチームになったんだなぁ、と思いました。

 

〇守備時

最後に守備時のお話です。

この日のコンサドーレは攻守の切り替えの速さで圧倒していましたね。

ボールを失った瞬間の奪い返す守備が、強度は高いし速いしで、清水の選手たちは慣れるまでかなりやりづらそうでした。

ボールを保持された時も、前線からの守備を整理して行っていましたね。

両CBに興梠、シャビエル選手が前線からプレスをかけ、ボランチに小柏、駒井選手が、SBにルーカス、金子選手がマークにつくことで、逃げ道を無くす守備が出来ていました。

相手は左SBが少し中寄りのポジションを取ったり、ボランチが降りたりする3バックの形でビルドアップをしようとしていましたが、コンサドーレ側は人を捕まえに行く守備をしていたのでうまくプレスをはめられました。

それでは、コンサドーレの攻撃時と守備時のサッカーが分かったところで試合内容に行きましょー!

※ここから先はくどくなるので、~選手の“選手”を省略します。

 

スポンサーリンク

 

●試合内容

〇インテルっぽいですね

先ほども書きましたが、久しぶりに試合を見て驚きました。

可変でビルドアップしてるー、コンサが…

僕は海外サッカーファンなので、海外サッカーのチームや選手に例えがちですがお許しください。

コンサのビルドアップはインテルっぽいですね。

中盤の枚数が少し違いますが、3バックの両脇2枚が開いて、ボランチが降りてくるのはそっくりです。

あとWBが高い位置であんまり降りてこないのもそうですし。

インテルを見たことないコンササポの方は一回見てみてほしいですね(笑)

でも、インテルはブロゾヴィッチが降りてくる時とこない時があって、コンサは絶対高嶺が降りてくるから、厳密には違うか。

とか、考えてたら金子、田中、駒井のコンビネーションからルーカスのシュートでバーを叩きました。

序盤はかなりコンサドーレが優勢でしたね。

〇先制点からわかるサイドの適材適所

15分に待望の先制点が入りました!

ルーカスの抑えのきいた良いシュートでした。

コンサドーレは、この先制点につながったサイドの攻撃がかなり機能していました。

右は金子が一番外に張って、田中が内側の少し低い位置でサポート、左はルーカスが内、福森が外の形が多いですが、ここは臨機応変に福森が走り分けたりしてました。

右サイドは特に機能していて、金子が個人技で相手を剝がせることからサイドでの一対一を仕掛けやすい一番外に。

田中はDFの選手かつ、パスが出せる選手なので内側の少し低い位置にポジションを取り、パスでの展開と、もし金子のところでボールを奪われてもフィルターになる役割として最適です。

適材適所ってやつですね。

実際に得点時も、素早い攻守の切り替えからボールを奪って、サイドに張っている金子が一対一の場面で田中がサポートして、ほぼフリーでクロスを上げられたところに、しっかり中に入っていたルーカスが決めました。

〇PK獲得!

35分には、先制点と同じような形で、今度は金子が突破し、興梠がシュート!

この時、ちゃんと小柏、シャビエルの両シャドーが相手ゴール前の深いところにポジショニングしていたことで、マイナスの興梠が空きましたね。

そのシュートが相手のハンドを誘いPKを獲得しました。

しかし、さすが日本代表GK。

止められちゃいましたね。

そのまま前半はコンサドーレペースでの試合となりましたが、追加点は奪えず前半は終了してしまいました。

〇後半開始からの大ピンチ!

後半はコンサドーレがボールを持っているものの、中々追加点が決められず、逆に大ピンチが2回ほどありました。

金子が見事に体の向きで騙されてスルーパスをキレイに通されたり、宮澤が斜めのボールに対して準備不足だったりで。

でも、2回とも菅野さんが止めてくれました。

ありがとうございます。

しかし、後半のスタートから入った清水のコロリさんが前線で起点になって、徐々に清水にペースを握られていく試合展開に。

〇同点弾!

そして68分、ついに同点弾を叩きこまれちゃいました。

23番の完璧コントロールから、サラーもビックリのゼロ角度シュート!

あれは、宮澤、菅野の2人もどうしようもないですね。

でも、同点弾の前から少し予兆はありました。

相手側の63分の選手交代にしてやられましたね。

後半から右SHに回っていた17番の選手と37番を替えてたことで、コンサドーレの左、清水から見て右サイドが活性化していきました。

それまで右サイドにいた17番は元々2トップの選手だったからか、かなり内寄りでプレーしていました。

なのでその分、2トップの23番が外側でプレーしたり、押し込んできているときは4番のSBが上がってきたりしていました。

しかし、得点シーンからもわかる通り23番の選手は裏抜けが得意で、DFラインと常に勝負していたい選手です。

アシストした4番のSBも、試合中何度も印象的なロングフィードを蹴っていましたが、サイドの高い位置は取るもののクロスはあまり上げていなかったので、後ろからボランチ的に長いパスを供給するのが得意なSBなのかなという印象でした。

つまり、適材適所に配置されていなかったんですね。

そこで、交代で入ってきた37番です。

37番はシンプルに外側に張っていました。

これによって、23番はちゃんと中央、4番は少し後ろのボランチの位置でプレーできるようになりました。

さらに、4番がボランチのように振舞うことで、本来ボランチの位置にいた15番が一つ高い位置に上がることが出来るようになりました。

そして、37番に福森、23番に高嶺がそれぞれ引っ張られて空いたスペースに入られて、4番から効果的な縦パスがいくつも刺されていましたね。

同点にされたシーンはそこにコロリさんがやってきて、ポストの動きで高嶺を釣ったところにできたギャップに23番が走り込んで、完璧なスルーパスを通されたということです。

宮澤も良くついて行ったんですが、あんなコントロールされちゃねぇ…

と、色々と理由を並べてみましたが、23番のプレーがスーパーっだったことには変わりないので、素直に拍手を送りたいですね。

〇試合終了!

そこからは、運動量の低下もあって中々上手くいきませんでした。

選手交代でトゥチッチ、興梠の2トップでパワープレー気味に攻めようとしましたが追加点は奪えませんでしたね…

1-1の同点で試合終了!

アウェイで負けなかったので良しとしますか。

それにしても、コンサドーレが面白いサッカーするようになって嬉しいです。

 

●もちょ的、今試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)

ここで、もちょの独断と偏見で選んだ今試合のMOMを発表したいと思います!

もう薄々気づいてるかもしれませんが…

駒井 善成選手です!

豊富な運動量でビルドアップ時の細かいポジショニングにボールを奪われた後の激しい守備、セカンドボールの回収など、めちゃくちゃ走り回ってくれましたね。

前半に圧倒できたのは駒井選手のおかげと言っても過言ではありません。

すごい!

 

●その他にも良い選手が

その他にも、特に良いプレーが見られたのは興梠と小柏ですね。

興梠はベテランらしい圧巻のパフォーマンスでしたね。

この試合は興梠のポストプレーに助けられる場面が多くありました。

小柏は初めてちゃんとした試合で見ましたが、裏抜けと降りてポストしに降りてくるタイミングが絶妙ですね。

オフザボールが上手い選手だと思います。

守備時もボランチを消しながら、空いたところに的確なカバーに入っていましたし。

かなり頭がいい選手なんですね。

激しい守備もしていましたし、奪った後の攻撃にも一番走っていたので、運動量も見せてくれました。

 

●ちょっとばかし直してほしい選手

ここまで、コンサドーレをたっぷり贔屓して書いてきたので、少しだけ直してほしいプレーについて…

まずは、宮澤選手の準備不足について。

同点にされたシーンでは相手のコントロールが異次元だったので仕方ないと書きましたが、その他のシーンでも度々カバーが遅れたり、スルーパスのコースを読み違えたりしていたので、得点に直結するポジションを任されているからには、もう少し細かく準備しておいてほしいですね。

元々ボランチの選手なので、その辺はこれからなのかもしれませんが。

次に、荒野選手のポジショニングについてです。

駒井選手と交代で入った荒野選手。

駒井選手がやっていた役割と同じ役割を担っていたようですが、ビルドアップ時のポジショニングが2トップに捕まる位置だったり、味方に安全なパスコースを提供するためのポジションを取れていなかったりと、気になる部分が多くありました。

最後に菅選手の守備に関して。

途中出場かつ、相手も菅選手の対面となる選手を替えてきたので、混乱したのかもしれませんが、ルーカス選手がやっていたようなSBに当たる守備も、自陣に引く守備もせずに中途半端なポジションを取っているような印象でした。

褒めてるだけのレビューだと嘘くさくなるので、僕が個人的に直してほしいところも書きました。

正直なレビューだよと言うことを証明するためなので、ファンの皆様怒んないでください、すいません。

 

●まとめ

以上、北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第1節レビューでした!

この記事のまとめとしては…

・ポゼッションやってるー⁉

・ビルドアップ時は[4-1-4-1]

・守備もしっかり整理されてます。

・サイドはちゃんと適材適所。

・からのゴール!

・相手のゴールはすごいわぁ…しょーがねぇ

・今回のMOMは駒井選手!

・興梠選手の頼もしさよ…

・小柏選手は良い選手ですね。

・宮澤、荒野、菅は古株だけに頑張ってほしい。

ということでした。

今回の記事はかなり真面目に書いちゃいましたね。

細かい戦術について、まだ1節なのに結構しっかりしたものを見れて、思わずノート片手に見ちゃいました(笑)

色々と書いてきましたが、とりあえずコンサドーレのサッカーが見ていて面白いものになっていて、すごく感動しました。

アウェイで勝ち点1を取れましたし、ここからACL出場権を狙って頑張ってもらいたいですね!

この記事で、より一層コンサドーレの応援、Jリーグの視聴を楽しんでもらえたら幸いです。

では、また!

コメント

タイトルとURLをコピーしました