【北海道コンサドーレ札幌】甲府に快勝!蘇るプレスと戦術的ロングボール|試合レビュー【J2第27節】

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「ヴァンフォーレ甲府(J2第27節)」

「前節は何だったのか」そう思わずにはいられない、新監督2試合目の快勝劇。

ヴァンフォーレ甲府戦は、前節の完敗から一転、明確な戦術意図を持ったロングボール戦術で相手を圧倒した90分となりました。

パリサンジェルマン式のキックオフまで取り入れた柴田新監督の修正力。前線からの守備復活。そして何より、選手たちの動きが格段に良くなった内容。

前節の迷走ぶりが嘘のような戦いぶりに、改めて「監督の重要性」を痛感させられた一戦を詳しく振り返ってみませんか?

 

※前節の記事はこちら

※岩政監督解任についての記事はこちら

 

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試合情報とスコアの振り返り

日時・会場

2025年8月23日(土)@JITリサイクルインクスタジアム

試合結果

北海道コンサドーレ札幌 2 – 1 ヴァンフォーレ甲府

スタメン

27戦目のスタメンはこちら!

スタメンのポイント

戦術的な意図が見える人選

  • 高嶺が復帰、近藤もベンチに戻る
  • マリオがワントップで初先発
  • 白井が右WB、長谷川がシャドーという「逆配置」
  • この配置には明確な戦術的意図があった

前節とは異なり、選手起用にも明確な狙いが見える布陣。特に白井と長谷川の配置は、今節の戦術コンセプトを体現したものでした。

 

お互いの基本フォーメーション

コンサドーレ

 

ヴァンフォーレ甲府

 

試合の流れ

ロングボール戦術で相手を翻弄

今節のコンサドーレは前節とは全く異なる戦い方を披露。スペースがあれば第一優先でロングボールを送る明確な戦術を採用しました。

このロングボールのターゲットとなるのは、ほとんどがワントップのマリオ。

そして、そのこぼれ球にいち早く反応するのが長谷川の役割です。

これこそが白井と長谷川を「逆配置」にした理由。

長谷川をシャドーに配置することで、マリオの近くでプレーさせ、セカンドボールを確実に拾う設計になっていました。

前線からのプレス復活で相手を圧倒

守備面でも前節とは見違えるような改善を見せました。前線からのプレスが復活し、強度も申し分ない内容。相手にほとんど何もさせませんでした。

前プレの整理は完璧とは言えませんが、球際で勝てていたことで効果的にボールを奪取できました。

フォーメーションが同じだったことで、担当の相手を前からつかみに行きやすく、守備が機能していました。

特徴的だったのは、CBの選手も自分の担当選手をマークし、かなり前に出ていたこと。リスクもありましたが、今節はしっかりと潰すことができていました。

パリサンジェルマン式キックオフの驚き

後半開始時、コンサドーレはキックオフボールを相手陣の奥深くのサイドラインに直接蹴るという珍しい戦術を披露。

これは現在世界のサッカーのトレンドを作り上げているパリサンジェルマンが使っている戦術です。

強制的に相手陣深くで、相手ボールでリスタートできるため、そこに前から守備を嵌めていけば相手陣深くでボールを奪取し、一気にゴール前に迫れるという効果があります。

アメフトのキックやラグビーと同じ考え方だそうな。

世界のサッカーをしっかり研究している証拠。積極的にトレンドを取り入れる姿勢は非常に好印象でした。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

戦術ポイント

ロングボール多用の効果的な設計

今節で最も特徴的だったのは、戦術的に設計されたロングボール攻撃でした。

全く繋がないわけではありませんが、スペースがあればそこを常に狙う意識が徹底されていました。

重要なのは、ロングボールを送った後の流れまで設計されていたこと。

ラインを押し上げることで陣形をコンパクトにし、セカンドボールを拾うことを徹底。

前線の選手たちは常にロングボールに対する準備をしており、競るだけでなく、こぼれ球を拾う、相手に奪われてもそのまま奪いに行くという動きが徹底されていました。

裏抜けの意識向上がスペースを創出

ロングボール多用に伴って、裏抜けをする意識が明らかに増加。マリオが下りてきて、そのスペースにシャドーが出て行く。その逆もあり。

これによって相手のDFラインが下がり、中盤にスペースが創出されました。相手が中々対応できていないのを見て、後半の中盤から徐々に足元で繋ぐように変更。

相手をつり出して、スペースを作り出すという、理想的な攻撃展開ができていました。これこそが柴田新監督の目指す「攻撃的なサッカー」の真の姿なのかもしれません。

世界基準の戦術導入への姿勢

パリサンジェルマン式のキックオフ採用は、単なるサプライズではなく、世界のサッカーをしっかり追っている証拠でもあります。

本当にパリサンジェルマンを真似したのか、自力で辿り着いたのかはわかりませんが、効果的な戦術を積極的に取り入れる姿勢は高く評価すべきでしょう。

こうした細部への配慮が、全体的な戦術レベルの向上に繋がっていくはずです。

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

※この本の紹介記事はこちら。

 

得点シーン

コンサ1点目

 

コンサ2点目

 

甲府1点目

 

サポーターとしての感想

2-1で勝利!

新監督2試合目にして、内容も伴った快勝を収めることができましたね。

「前節は何だったのか」と思うほどの変わりぶりに、正直驚きました。

選手たちの動きが格段に良くなり、特に即時奪還やこぼれへの反応の早さは見違えるようでした。

ロングボールを多用することで裏抜けの動きが頻発し、そのおかげで中盤にスペースが創出される。

そのスペースを使って攻撃的に得点を獲っていくという、「柴田新監督のやりたいこと」がハマった試合でした。

もっと求めるなら、あと2点くらいは獲れていた内容。これは選手たちの頑張りに期待したいところです。

自分たちのやりたいことをやって、相手を圧倒できた今節。

この内容を見ると、前節は何も仕込めずに戦っていたのか、それとも前節の失敗から急速に修正したのか。

いずれにせよ、新監督の修正能力を垣間見ることができました。

 

新監督への評価を見直す

今節の内容を受けて、率直に言えば新監督への評価を改める必要があると感じています。

前節の完敗で早々に見切りをつけそうになりましたが、今節を見ると「まだ昇格を諦める時ではないのかもしれない」と思わされます。

戦術的な成長への期待

パリサンジェルマン式のキックオフ導入に象徴されるように、世界のトレンドを研究し、それを実際に取り入れる積極性は高く評価できます。

ロングボール戦術も、単なる「放り込み」ではなく、セカンドボールの設計まで含めた戦術的なもの。

少なくとも、自分たちがやりたいことも分からないまま負けていく…なんていうことが無い、というのが分かっただけでも、応援し甲斐があります。

今後の課題は修正力の継続

今節は自分たちのやりたいことができて、内容が伴った勝利でした。しかし、今後重要になるのは、うまくいかない試合の際に修正できるかどうか。

前節から今節への戦い方の確率は見事でしたが、これが継続的にできるのか。

相手が対策してきた時に、さらなる修正ができるのか。そこが新監督の真価を問う部分になりそうです。

手の平返すようですが、ちゃんと修正できるようなら、まだ昇格を諦める時ではないのかもしれません。

 

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まとめ

新監督2試合目は、前節の完敗が嘘のような快勝となりました。

戦術的な明確さ、選手たちの動きの良さ、そして世界基準の戦術導入への積極性。すべてにおいて前節から大きく改善された内容でした。

 

試合のポイントまとめ

  • ロングボール戦術を軸にした明確な攻撃設計で相手を圧倒
  • 前線からのプレス復活で守備面も大きく改善
  • 白井と長谷川の「逆配置」など、戦術的意図の明確な人選
  • パリサンジェルマン式キックオフで世界基準への意識を示す
  • 前節からの修正力で新監督への評価が大きく向上

 

この内容を継続できるか、そして相手が対策してきた時にさらなる修正ができるかが、今後の鍵になります。

だ、今節の戦いぶりを見る限り、まだ昇格への望みは十分にあると感じました。残り11試合、この勢いを継続して昇格を掴んでほしいと思います。

新監督への期待が大きく膨らんだ一戦。

次節以降の戦いぶりにも注目していきたいと思います。

 

※前節の記事はこちら。

 

※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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