【北海道コンサドーレ札幌】秋田に完敗、新監督初陣と岩政監督解任の代償|試合レビュー【J2第26節】

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「ブラウブリッツ秋田(J2第26節)」

「これが現実」という言葉が頭をよぎる、新監督初陣の厳しい敗戦。

ブラウブリッツ秋田戦は、新体制への期待とは裏腹に、チームの迷いと混乱が露呈した90分となりました。

岩政監督解任から僅か数日。新監督のもとで再スタートを切ったコンサドーレでしたが、戦術的な整合性も攻撃の迫力も見つからないまま、秋田のペースで試合が終了。

あの監督解任は本当に正しかったのか?

サポーターなら誰もが抱くであろう疑問を胸に、チームの大きな転換点となった一戦を振り返ってみませんか?

 

※前節の記事はこちら

※岩政監督解任についての記事はこちら

 

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試合情報とスコアの振り返り

日時・会場

2025年8月16日(土)@大和ハウスプレミストドーム

試合結果

北海道コンサドーレ札幌 0 – 2 ブラウブリッツ秋田

スタメン

26戦目のスタメンはこちら!

スタメンのポイント

新監督初陣も基本布陣は変わらず

  • 前節同様3バックでスタート
  • 宮と高嶺が怪我で不在、右から高尾、浦上、西野の3バック
  • WBは左に青木、右に原
  • ボランチは荒野と大崎が久しぶりに組んだ
  • シャドーにスパチョークと白井、ワントップにバカヨコ

フォーメーション自体は岩政監督最後の試合と同じ3バックを採用。

負傷者の影響でCBの顔ぶれは変わりましたが、基本的な布陣に大きな変更はありませんでした。

 

お互いの基本フォーメーション

コンサドーレ

 

ブラウブリッツ秋田

 

試合の流れ

新監督のもとでも変わらない布陣、しかし…

コンサドーレは今節も3バックでスタート。

前節からの大きな変更点は負傷者の穴を埋める人選のみで、布陣のベースは前節と同じものでした。

しかし、同じ布陣でありながら、ボールを回す際の動きには明らかな変化が見られました。

新監督の指示なのか、ボランチとCBの入れ替わりを頻繁に行っていましたね。

高尾を右に押し出して浦上と西野で2CBのような形を作り、ボランチの一枚が下がって3枚でビルドアップを試みる場面が目立ちました。

これは秋田の2トップに対して数的有利を作る狙いで荒野や大崎あたりが個人で動いたと推測します。

ミシャ式の再来?機能しないビルドアップ

3バックから両脇のCBが開いてボランチが一枚下りる、いわゆる「ミシャ式」っぽい形でのビルドアップを採用したコンサドーレ。

しかし、4-4-2で守る秋田に対して、この形のままボールを回しているだけでは完全に守られてしまいます。ミシャ期の悪い時でよく見ましたね。

相手のブロックに侵入することもできず、ブロックの外で延々とボール回しを続ける時間が続きました。

サイドからサイドへボールは動くものの、中央に起点がないため、相手のスライドが悠々と間に合ってしまう状況。

サイドの選手の立ち位置も中途半端で、相手を十分に広げることができませんでした。

途中から左WBを田中宏武に代えたことで、ようやく大外を取る両WBの形になり、ある程度相手を広げることには成功。

しかし、その先のアイデアは見えないまま…。

迫力を欠いた90分間

ほとんどボールを保持していたため、守備の形はあまり分かりませんでしたが、即座奪還の強度や前に向かう迫力が明らかに不足していました。

攻守共に良くない時のミシャ期を彷彿とさせる内容。

ボールは回すものの選手の個人技頼みで、テンポも上がらず、シュートまで持ち込むことができない…そんな90分でした。

田中宏武投入直後の数分のみコンサドーレの時間、あとはほとんど秋田にペースを握られていました。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

戦術ポイント

曖昧なポジショニングと連携不足

新監督初陣ということを差し引いても、あまりにも戦術的な意図が見えない試合でした。

ボランチの立ち位置が曖昧で、「ロングを蹴るところは蹴る」「サイドチェンジするなら思い切ってする」といった基本的な判断基準すら選手たちに浸透していない印象。

これは単純に練習時間の問題なのか、それとも新監督の戦術コンセプト自体に問題があるのか。

いずれにせよ、まだまだ選手たちに何も落とし込めていない状況が露呈しました。

数的有利を活かせないビルドアップ

3バックから数的有利を作る狙い自体は理解できるものの、その後の展開に明確なプランが見えませんでした。

4-4-2で守る相手に対して、ただ3バックから両脇を広げてボランチが下りる形を取っただけでは、相手も余裕をもって対応できてしまいます。

重要なのは、その後に相手のブロックをどう崩すか。

中央への侵入、サイドでの数的有利の創出、そして最終的なフィニッシュまでの一連の流れが設計されていなければ意味がありません。

今節のコンサドーレには、そうした戦術的な「繋がり」が欠けていました。

岩政監督の時には、あったんだけどなぁ…

形を整理するだけでなく、どうやってボールを前進させるか、どうやってボールを奪うかなど、明確な「意図」を感じられた岩政監督はやはり“優秀な監督”だったと思い知らされました。

守備面での積極性不足

攻撃面だけでなく、守備面でも物足りなさが目立ちました。

ボールを多く保持していたとはいえ、相手ボールになった際の即時奪還やハイプレスの強度が明らかに不足。

前に向かう迫力や闘争心といった部分でも、岩政監督時代と比べて大きく劣っている印象でした。(これは解任直後という面もあるかもしれない)

これが新監督の方針なのか、それとも選手たちがまだ新しいやり方に戸惑っているのか。

いずれにせよ、J1昇格を目指すチームとしては物足りない内容でした。

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

※この本の紹介記事はこちら。

 

得点シーン

秋田1点目

 

秋田2点目

 

サポーターとしての感想

試合は0-2で完敗となり、新監督初陣としては非常に厳しいスタートとなりました。

新監督のもとで何か変化が生まれるかと期待していましたが、悪い意味で変化してましたね。

戦術的な迷いと連携不足が露呈した90分でした。

まだ初戦なのでこれから良くなっていく可能性はありますが、それにしても「何も見えない」試合だったというのが率直な感想です。

ボールは回すものの攻撃に迫力がなく、守備でも積極性を欠く。良くない時のミシャ期を思い出すような、見ていて歯がゆい内容でした。

残り13試合で昇格を目指すという状況を考えれば、「初戦だから様子見」なんて悠長なことは言っていられないはずです。

次節以降、どこまで修正できるのか、そもそも良くなっていくのか、注目です。

 

岩政監督解任を振り返って

今節の内容を見て、改めて岩政監督の解任について納得がいきませんね。

正直に言えば、「悪い予感的中」という感想が一番近いかもしれません。

岩政監督の解任はやはり失敗だったと言わざるを得ない試合内容でした。

フロントへの疑問

岩政監督の解任理由として、「攻撃的なサッカーをやると言っていたが、なかなか形にならなかった」というフロントの説明がありました。

この説明を聞いて率直に思ったのは、フロント陣にサッカーをしっかり理解して見れる人がいないのではないか、ということです。

サッカー視聴歴12年、コンサドーレを観始めて4年目のいちサポーターである僕でも、岩政監督がいかに優れた監督だったかは理解できました。

確かに解任直前の2試合は珍しく守備的なサッカーをしていました。

しかし、今までの采配を振り返ると、10人になっても前線からプレスに行ったり、うまくいっていないと感じるや否や前半から選手交代して流れを引き戻したりと、修正が上手く、戦術というものを確実にプラス要素として使える監督だったことが証明されてきました。

しっかり選手たちの特徴を活かしながら、戦術によってチーム力を底上げできる監督。

こんな監督はJ2では中々いません。

今のフロントの考え方

総合的に今のフロントを俯瞰してみると、「点がいっぱい入るサッカー、観ていてワクワクするサッカー」を第一優先にしているように感じます。

もちろん勝ちが一番大事だと頭では分かっているし、口にも出すのでしょうが、岩政監督解任理由の説明内容と今までの全試合の分析を照らし合わせると、フロントの本音が透けて見えます。

「勝ち」を一番拾ってくれるのは岩政監督だったと思うので、一人のサポーターとして本当に悔しいです。

今後への不安

残り13試合という状況で昇格を目指すなら、「初戦だから様子見」なんて悠長なことは言っていられないはずです。

まだ今年中の昇格を諦めていないとフロントは言いますが、正直、ここから劇的に何かが変わらない限り無理だと思います。

なんなら、このままズルズルと降格圏争いまであり得るのではないでしょうか。

本当に残念です…。

※岩政監督解任についての記事はこちら。

 

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まとめ

新監督初陣は、期待とは正反対の結果に終わりました。

戦術的な意図も攻撃の迫力も見つからないまま、秋田のペースで試合が終了。

岩政監督解任の判断への疑問符がますます大きくなった90分でした。

 

試合のポイントまとめ

  • 新監督のもとでも3バックの基本布陣は維持したものの、戦術的な意図が全く見えない内容
  • ミシャ式を彷彿とさせるビルドアップを試みるも、相手ブロックを崩すアイデアが皆無
  • ボランチの立ち位置やプレー判断が曖昧で、選手に新しいやり方が浸透していない
  • 攻守両面で迫力と積極性を欠き、J1昇格を目指すチームとは思えない内容
  • 岩政監督解任の判断への疑問がさらに深まった一戦

 

今後に向けて

残り12試合で昇格を目指すという状況を考えれば、一刻も早い立て直しが必要です。

新監督がどのような修正を加えてくるのか、選手たちがどこまで新しいやり方に適応できるのか。

次節以降の戦いぶりが、今季の運命を大きく左右することになりそうです。

 

※前節の記事はこちら。

 

※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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