【試合レビュー】コンサドーレ札幌、攻撃爆発!秋田に3-1で快勝、戦術変更がハマった!【J2第5節】

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「ブラウブリッツ秋田(J2第5節)」

サッカー観戦初心者さんにもわかりやすいように試合内容をざっくりと、そしてコンササポなりの感想は熱く語っていこうと思います!

コンサドーレの応援に役立つ情報や、コンサドーレへの想いを共有できればと思います。

※第4節の記事はこちら

それでは、コンサドーレの戦いを「分析・振り返り」していきましょう!

 

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【今シーズン初勝利!】コンサドーレ札幌、内容も伴う快勝!

北海道コンサドーレ札幌がついに今季初勝利!

J2第5節、ブラウブリッツ秋田戦は3-1での快勝となりました。

これまでの試合では苦戦が続いていましたが、今節はシステム変更が機能し、攻守のバランスが改善。序盤から主導権を握り、前半だけで2得点を奪う見事な展開でした。

特に注目すべきは、4-2-3-1への明確なシフト。サイド攻撃を軸に、前線の選手が流動的に動くことでスペースを活かし、得点チャンスを量産しました。

守備では即時奪還の意識が高まり、セカンドボールを拾う回数も増加。終盤には5-4-1に変更して逃げ切るなど、戦術面でも成果が見られました。

では、この試合で見えた改善点や今後の課題は?試合の流れ、戦術分析、選手の活躍を詳しく振り返ります!

 

試合結果と得点シーン

試合結果

コンサドーレ札幌 3-1 ブラウブリッツ秋田

北海道コンサドーレ札幌はJ2リーグ第5節でブラウブリッツ秋田と対戦し、3-1で勝利しました。

今シーズン初勝利!

攻守両面での成長が見られた試合でしたね。

得点シーンおさらい

  • 前半15分:青木のスーパーミドルでコンサドーレが先制!岡田のオーバーラップも良かったですね。
  • 前半23分:素早いサイドチェンジから完璧クロス。近藤が流し込んでコンサドーレが2点目。
  • 後半48分:CKで押し込んでコンサドーレが3点目。馬場の逸らしが効きました。
  • 後半51分:キレイにクロスに合わせて秋田が一点返します。サイド攻略からのシンプルクロスが武器ですね。

 

※1点目(前半:15分)・コンサドーレ1点目

※2点目(前半:23分)・コンサドーレ2点目

※3点目(後半:48分)・コンサドーレ3点目

※4点目(後半:51分)・秋田1点目

 

スターティングメンバー

5戦目のスタメンはこちら!

岡田が初出場。

試合開始前は岡田がWB?前節活躍した田中宏武じゃないの?と思ってました。

蓋を開ければ、これがバランス調整の布石だったんですね。

そして、青木が戻ってきました。

青木が戻って来たことが田中宏武が出れなかった理由ですね。

 

試合の流れと印象的なシーン

システムのバランス調整で安定感アップ

今節は従来の3-4-2-1から、明確に4-2-3-1の形を採用。守備時は4-4-2に変化し、前線からのプレッシングとコンパクトな守備が機能しました。

 

サイド攻撃とセカンドボールの回収が鍵に

コンサドーレはサイドのスペースを有効活用し、特に青木と近藤が起点となるシーンが多く見られました。

また、秋田のMFラインとDFラインの間隔が広がっていたため、セカンドボールの回収率が高まり、攻撃のリズムを作ることができました。

 

試合終盤の守備固め

80分過ぎに西野を投入し、5-4-1にシステム変更。試合終盤は守備を固め、チーム全体で勝利を掴みにいく姿勢が見られました。

 

ブラウブリッツ秋田の戦い方と強み

前線からのプレスとロングボール主体の攻撃

秋田は堅守速攻型のチームで、前線からの積極的なプレスとロングボールを多用する戦い方をしてきました。特にサイドからのクロス攻撃が特徴的でした。

 

前半はプレスが機能せず、後半は修正

前半は高い位置からのプレッシングを試みたものの、コンサドーレがロングボールを効果的に使うことが出来たので、逆にスペースを突かれて失点しました。

後半は守備をコンパクトにして、2トップにボールを当てるシンプルな形に修正したことで、コンサドーレ陣内でのプレー時間を増やしました。

 

コンサドーレの戦術分析

明確に4-2-3-1へバランス調整

岩政監督曰く、システムを変更したのではなく、岡田を起用するにあたってバランスを変えただけらしいんですが、明確に今までと違う点がいくつかありましたよね。

一応システム変更ではないらしいので、バランス調整と書くことにします。

ここでは、そのバランス調整について具体的に解説していきます。

まずは、一番わかりやすい左SBの岡田のところから。

今まではここを、田中宏武などが左WBとしてプレーしていました。なので、3-4-2-1という形になっていたんですね。

そこから、左WBが下がってDFラインに入ることで4バックになる守備時の可変をしていました。

今節は、この可変が逆でしたね。

最初から岡田が左のSBにいて、攻撃時に上がっていく形です。

つまり、守備時に3-4-2-1から4-2-3-1へ可変していたところを、守備時はそのままに、攻撃時に可変するようにしたということですね。

次に変わっていたのが、シャドーのところ。

今節は近藤と青木が明確にSHとしてプレーしていました。これも、3-4-2-1ではなく4-2-3-1が基本のシステムだからですね。

今一度画像で今節の基本システムを確認しましょう。

図で見れば一目瞭然ですね。

このバランス調整によって上手くいった点はこの後に書きます。

 

バランス調整によって得たメリット

一番のメリットはやはり守備の安定感アップ。

単純に、WBが1人で守らなければいけなかったサイドのエリアを二人で守れるようになったことが1つ。

さらに、守備時に可変をする形だと、前節に田中宏武が狙われたように奪われた瞬間に素早く攻められた場合、左WBが本来守るエリアに大きなスペースが出来てしまうという問題がありました。

今節はこの問題がほとんど起きませんでしたね。

基本的にサイドの攻撃をWBが担う形からSHが担う形になったので、後ろの人数が足りるようになりました。

これによる、攻撃時のメリットもあります。

それは、近藤の自由化です。

近藤が中央や逆サイド、BOX内に飛び込むなど、動き回っていましたよね。これも4-2-3-1にしたことによる効果で、今まではサイドの守備は基本的にWBが担当していました。

しかし、SH+SBという形になったことで、後ろを守ってくれる選手が常にいる状態になったわけです。近藤の守備負担が激減したんじゃないでしょうか。

個人的にはサイドで張って、仕掛ける方が良いと思うのですが、のびのび活き活きとプレーしていたので、本人は自由に動き回る方が好きなのかもしれません。

 

進化した守備戦術

守備の安定感が増したことは、バランス調整によるものだけではありません。しっかりと、選手たちに落とし込まれた素晴らしい守備戦術があったので解説します。

どのような守備戦術かというと…

「SHが中央に絞る守備」です。

具体的に解説します。

そもそも、SHが中央に絞る守備とはどういうことか。

  1. サイドで仕掛けられる
  2. SBが出て行く
  3. SBとCBの間にスペースが出来る
  4. そのスペースをボランチが埋める
  5. ボランチが本来守るDFライン前が空く
  6. ここをSHが絞って埋める

このように埋めなければいけないスペースに応じて選手たちがスライドしていくことです。

・・・・・

ん?当たり前のことなのでは?と思った方もいるんじゃないでしょうか?

しかし、この守備。なかなか世界でも出来るチームが少ないんです。

ついサボっちゃうとか、そもそもチームとしてそこまで明確にスペースを埋める選手を決めていないとか。今節のコンサドーレはこれが出来ていたので、嬉しくてつい解説しちゃいます。

まず、SHがいるからサイドの守備が安定したんじゃないの?中央に絞ったら結局サイドはSBが1人で守るの?という疑問が出て来ます。

これについての答えは一つ。

中央に絞るSHは攻められているサイドと逆サイドのSHです。

例えば右サイドで攻められている場合、近藤は高尾のフォローに、左サイドの青木が中央に絞るというわけです。

加えて言うと、馬場か高嶺がDFラインのスペースを埋め、残った片方が右側にスライド。左のボランチが守るはずのスペースを青木が埋めるという感じです。

この守備によって、マイナス方向へのクロスでフリーにさせる場面が減りました。

ここだけの話ですが、青木だけやっているのなら個人戦術かなと考えたんですが、近藤もしっかり絞っていたのでチームとしての決まり事だと思います。

 

ビルドアップの柔軟性

コンサドーレは相手のプレスの形に応じて、ビルドアップ時に2バックと3バックを使い分けました。

さらに、高嶺や馬場のどちらかが必ず相手FWの背後に立つことで、スムーズにパスを回しながら攻撃を組み立てることができました。

そして今節は、裏を狙うことを明確にすることでビルドアップの柔軟性を上げていました。

ビルドアップが詰まってもシンプルにロングボールを送る準備を出す側も受ける側も出来ていたので、相手に引っかかるリスクが抑えられましたね。

 

攻撃の工夫とスペースの活用

これも、SHを置いたことのメリットなんですが…

前線の選手が流動的に動きながら、サイドのスペースを積極的に活用していました。サイドに人を置くことで相手のDFラインが間延びするようにボールを回せていましたね。

秋田がプレスをかけて来ていましたが、上手くハマらず逆にスペースが出来るような形になっていたので、そのスペースをシンプルに攻撃することが有効的でした。

 

特に良かった選手

青木|攻守において頭一つ抜けた存在

青木は攻撃時の精度はもちろん、守備面でも貢献度が高く、チームの核となる働きを見せました。1得点を記録し、守備では相手の攻撃の芽を摘む役割を果たしました。

近藤|自由なプレーで活き活き

SHのような立ち位置を取ることで、今までよりも自由な動きが可能になり、ドリブル突破だけでなく、フィニッシュにも絡むプレーが増えました。

この選手のこれからの進化は楽しみですね。

 

サポーターとしての感想

3-1で快勝!今シーズン初勝利ということで、非常にポジティブな試合でした。セカンドボールの回収や即時奪還の意識も高く、ボールを失ってもすぐに取り返せるシーンが多かったのは好印象。

後半は秋田に押し込まれる場面もありましたが、最後はしっかり守備を固めて逃げ切り。システム変更が機能し、攻守のバランスが取れた試合となりました。

次節もこの勢いを継続し、連勝を狙いたいところです!

 

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まとめ

以上、コンササポのざっくり試合まとめ・感想「第5節・ブラウブリッツ秋田戦」でした。

コンサドーレはシステムのバランス調整により、攻撃も守備が大きく改善されました。特にサイドの守備安定とセカンドボールの回収率向上が勝利に直結したポイントです。

試合のポイントまとめ

  • 4-2-3-1の採用により、攻守のバランスが向上
  • サイドのスペースを有効活用し、チャンスを多数演出
  • ビルドアップの柔軟性と即時奪還の意識が高まった
  • 80分過ぎに5-4-1で守備を固め、試合を締めくくった

今後はこの戦い方を継続しつつ、試合終盤の守備の安定感をさらに高めることで、勝利を重ねることが期待されます。次戦も、さらなる成長を見せてくれることを期待しましょう!

それでは、また!

 

※第4節の記事はこちら。

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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