【試合レビュー】コンサドーレ札幌、ホーム開幕戦も…ジェフ千葉に1-3敗北。最後が決まらない!

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「ジェフユナイテッド千葉(J2第4節)」

サッカー観戦初心者さんにもわかりやすいように試合内容をざっくりと、そしてコンササポなりの感想は熱く語っていこうと思います!

コンサドーレの応援に役立つ情報や、コンサドーレへの想いを共有できればと思います。

※第3節の記事はこちら

それでは、コンサドーレの戦いを「分析・振り返り」していきましょう!

 

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【開幕4連敗】コンサドーレ札幌、負け続きの第4節…改善すべき課題とは?

北海道コンサドーレ札幌はJ2リーグ第4節でジェフユナイテッド千葉と対戦し、1-3で敗戦。

これで開幕4連敗となり、苦しい状況が続いています。

今節は、千葉側の自滅もあって得点は出来ましたが、相変わらず守備の課題は残ったまま。

試合の主導権は握るものの最終局面で精度が足りず、中々思うように結果に繋げられません。

この試合ではどんな問題があり、どこに改善の余地があるのか?そして、次戦に向けてどのような修正が求められるのか?

試合の流れや戦術面の分析を通じて、コンサドーレ札幌の今後の戦い方を考察していきます。

 

試合結果と得点シーン

試合結果

コンサドーレ札幌 1-3 ジェフユナイテッド千葉

北海道コンサドーレ札幌はJ2リーグ第4節でジェフユナイテッド千葉と対戦し、1-3で敗戦しました。

開幕4連敗となり、厳しいスタートですね…

試合を通じてコンサドーレはボールを保持しますが、守備の脆さを突かれる展開となりました。

得点シーンおさらい

  • 前半11分:キレイに抜け出されて千葉が先制点。
  • 前半32分:千葉が追加点。またキレイに裏抜け、今度はサイドから中央で詰められる。
  • 前半38分:コンサドーレがこぼれに詰めたスパチョークのゴールで反撃ののろしを上げる。
  • 後半92分:あっさり裏を取った千葉の9番がGK中野との競り合いを制して、流し込んだ。

試合の大半がコンサドーレペースの中、最終局面で点を獲れずに敗戦。

開幕してからずっと、カウンターを防ぎきれずに失点している。

失点するなら点を獲らなければ勝てない。

 

※1点目(前半:11分)・千葉1点目

 

※2点目(前半:32分)・千葉2点目

 

※3点目(前半:38分)・コンサドーレ1点目

 

※4点目(後半:92分)・千葉3点目

スターティングメンバー

4戦目のスタメンはこちら!

前線をごっそり代えてきましたね。

個人的な注目は出間です。

前節、前々節は出場時間が限られていた中で、かなり良いプレーをしていました。

バカヨコ、チャナティップとどんなコンビネーションを見せてくれるか楽しみです!

 

試合の流れと印象的なシーン

前半の展開と重要なプレー

試合開始直後の前半4分、GK菅野が頭を負傷。

緊急で中野が出場することになりました。

このアクシデントはチーム全体のメンタルにも影響を与えた可能性がありますが、中野はセーブもパスの配給も良いところが出せていて、全然悪くありませんでしたよね。

千葉は試合の入りから積極的にDFラインの裏を狙ってきました。

コンサドーレが密集を作ってボールを奪いきろうとしますが、上手く躱して数的有利を作っていました。

前半の2失点は、まさしく千葉のやりたい攻撃でした。

まんまと、千葉の術中にハマったコンサドーレですが、千葉が2点を獲った後に5-4-1のような形で撤退守備を敷いてくれたことで、逆にペースを握り返しました。

そのまま、千葉側の自滅みたいな形で、今季初得点出来ましたね。

 

後半の戦術的変化と試合の転機

コンサドーレは後半開始からプレスを強めました。前半終了間際の勢いそのままに、逆転してやろうという気概が感じられましたね。

しかし、プレス自体は上手くいっていましたが、ボール保持の展開では千葉のDFを崩せませんでした。

それもそのはず。

千葉は後半から、守備を4-4-2のミドルブロック(試合開始時の形)にしっかり戻してきていました。

ちゃんと修正してきたわけですね。

攻撃の形は作れていたものの、決定機を逃し続けたことが痛手に。後半92分、コンサドーレの守備の甘さを突かれ、千葉に3点目を決められてしまいました。

この時間帯での3点目は決定的ですね。

そのまま、試合終了のホイッスルを待つしかありませんでした。

 

ジェフユナイテッド千葉の戦い方と強み

組織的な守備と素早いプレスバック

千葉は4-4-2のブロックを形成し、中央を固めながらプレスをかける戦術を採用。コンサドーレの攻撃を制限し、サイドからの崩しを狙わせる形に。

結果的に2点を獲った後、田中宏武の仕掛けを嫌ってか右サイドのSHをDFラインに、2トップの一角を2列目に下げた5-4-1の撤退守備に変更しました。

この変更が裏目に出て、コンサドーレに得点されましたが後半からはちゃんと元の形に戻して対応。

しっかりと3点目を決めて試合を決めてきました。

どの時間帯でも光っていたのは選手たちのプレスバックの意識の高さ。コンサドーレの選手たちが少しでも気を抜くと、ボールを狩り獲られてしまっていました。

 

縦に速い攻撃と効果的なカウンター

ボールを奪うと素早く裏のスペースを狙うシンプルな攻撃を徹底。SHの選手が積極的に裏を狙い、コンサドーレの守備が追いつけない状況を作り出していました。

チームとしての狙いがはっきりとしているので、ボールを出す側も受ける側も、迷いなくプレー出来ているように見えました。

序盤にコンサドーレが圧倒された理由はまさにこれ。

コンサドーレの選手たちよりも千葉の選手たちの方がワンテンポ速くプレー選択出来ていたので、コンサドーレのプレスがハマらず、上手く数的有利を作られていたということです。

 

コンサドーレの戦術分析

攻撃面での課題:フィニッシュの精度不足

コンサドーレはボールを持つ時間は長かったものの、千葉の守備を崩す決定的なプレーが不足。中央にバカヨコがいるにもかかわらず、クロスやBOX内へのパスが少なく、得点チャンスを逃していました。

ミドルシュートを打つのは良いですが、枠には飛ばしてほしいですね。

CKを大量に取れていたにもかかわらず、工夫が1つも見られずに、1本も成功しなかったのが悔やまれます。

フィニッシュの精度に関しては、いくら外から言っても選手たちの実力によるものが大きいので、期待して待つしかないです。

 

守備面での脆さと改善点

千葉の速攻に対して守備の組織が機能せず、特に田中宏武の裏を狙われる形で2失点。逆サイドの選手が戻りきれず、数的不利の状況が多発しました。

開幕してからずっとですが、プレスにいくなら奪いきる、奪いきれないなら撤退するというメリハリをハッキリとしないことが、守備の脆さの原因になっていますね。

コンサドーレが密集を作ってボールを奪おうとするところまでは良いんですが、奪いきれずにスペースに展開され、そのスペースを守らなければいけない選手が割を食う状況に。

たまたま、今節はそれが田中宏武だったわけですが…

DFの選手でもない田中宏武がDFラインに吸収されて、裏ケアもしろ!というのは少し可哀そうですね。

WBにDFが出来る選手を使うか、そもそもそういうシチュエーションを作らないようにするか…

いずれにせよ、プレスに行って奪いきる形をやりたいのであれば、改善が必要ですね。

 

なぜ1点獲れたのか?

序盤は圧倒され、徐々にペースを握り返しても点が入らない…

それでも、1点は獲れました。

しかし、この得点は千葉の自滅と言っても過言ではありません。

具体的に説明すると…

  • 千葉が2点獲ったことで5-4-1の撤退守備を敷く
  • コンサドーレのDFラインにプレスがかからなくなる
  • 高嶺や中村、高尾が自由に持ち運ぶことが出来る
  • 千葉はサイドの守備の枚数を増やしたが、コンサドーレのサイド攻撃の枚数も増えるという結果に
  • クロスを上げられやすくなる
  • バカヨコがいる
  • ごちゃごちゃしたところのこぼれをスパチョークが決める

という流れです。

さらに、千葉側としてはカウンターの攻撃チャンスすら手放した形に。

5-4-1にするために、右のSHと2トップの一角を1列ずつ下げたんですね。

こうなると、カウンター時に効いていたサイドの裏抜けもほとんど見られなくなっていました。

つまり、コンサドーレは攻撃の手をより強めることが出来るというわけです。

2バックで守っても問題ないくらい、千葉は攻撃に出れていませんでした。

なので…

攻撃に枚数を使っても大丈夫な状況+跳ね返されたボールも容易に回収できる状況

になり、コンサドーレの攻撃のターンがずーっと続いていました。

一方的にBOX内を攻めるコンサドーレが得点するのは時間の問題でした。

 

得点後、千葉の対応に対する策のなさ

点を獲れた勢いのまま、攻勢に出たいコンサドーレ。

しかし、後半から千葉が守備のやり方を戻してきましたね。

これによって、上手くビルドアップが出来なくなりました。

流れは依然コンサドーレにあったので、ボール保持やセカンドボールの回収は変わらず出来ていましたが、DFラインの選手たちは前半の終わりごろと比べて自由にさせてもらえませんでしたね。

ビルドアップ時には、ちゃんと牽制してくるようになりましたし、カウンター時にはSHが高い位置で裏のスペースに目を光らせていました。

序盤と同じ形ですね。

結局、また攻め込めない状況に陥ったコンサドーレ。

勢いのまま攻め切れるかと思いましたが…徐々に流れが落ち着いてしまいました。

その後は特に解決策も無く、交代選手を投入するだけで終了。

良い時間帯に追加点を獲っておきたかったのはもちろんですが、千葉の修正に対して何もできなかったのが残念ですね。

 

特に良かった選手

高嶺:中盤の要として奮闘

高嶺は相変わらず中盤でボールの回収力を発揮し、攻守のつなぎ役として機能。

カウンターを食らった時の反応の速さや、カバーリングが随一ですね。

田中宏武:攻撃の主役として存在感

守備面では課題があったものの、攻撃では左サイドを優位に進め、チャンスメイクに貢献。前半の失点後も積極的に仕掛ける姿勢を見せました。

近藤だけでなく、田中宏武サイドも武器になると、攻撃のバリエーションが増えるので、今後も積極的に仕掛けていって欲しいですね。

 

サポーターとしての感想

試合への期待と結果への失望

ホーム開幕戦ということで、勝利を期待したサポーターも多かったはず。しかし、結果は1-3と悔しい敗戦。攻撃の形は見えてきたものの、決定力不足が大きな課題となりました。

今季初得点を決められましたが、コンサドーレが能動的に獲った点というよりも戦い方のミスを突いたような形だったので、圧倒する攻撃を早く見たいですね。

CKを大量に取るほど攻めていても、セットプレーの工夫が見られなかったのが残念なポイント。

さらに、開幕戦からずっと問題になっている守備の部分が修正しきれていないと感じるので、出来るだけ早く改善が必要です。

もう開幕4連敗で、背に腹は代えられないので、サッカーの内容の良し悪しよりもとにかく勝ちに繋がる戦い方をして欲しいです。

 

今後への期待と応援メッセージ

次節も負けると開幕5連敗。フィニッシュの精度を上げ、勝ち点を獲得できるようチームの修正力に期待したいところです。

単純に初勝利、観たいですねぇ。

 

 

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まとめ

以上、コンササポのざっくり試合まとめ・感想「第4節・ジェフユナイテッド千葉戦」でした。

試合全体の総括と今後の課題

コンサドーレ札幌は開幕4連敗となり、攻撃の形は作れているものの、決定力不足が顕著に表れました。

  • ボール保持率は高いものの、フィニッシュの精度が低い
  • 田中宏武の裏を突かれ、2失点を許した守備の問題
  • 高嶺や田中宏武の奮闘は見られたが、全体の連携不足
  • CKの数は多かったものの、決定機に繋げられず

次節に向けた展望と期待

次の試合では、守備の修正とフィニッシュ精度の向上が鍵となります。今シーズン初勝利を目指し、選手たちの奮起に期待しましょう!

それでは、また!

 

※第3節の記事はこちら。

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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