【試合レビュー】コンサドーレ札幌、開幕3連敗…レノファ山口に0-2完敗。改善すべき守備の課題

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「レノファ山口FC(J2第3節)」

サッカー観戦初心者さんにもわかりやすいように試合内容をざっくりと、そしてコンササポなりの感想は熱く語っていこうと思います!

コンサドーレの応援に役立つ情報や、コンサドーレへの想いを共有できればと思います。

※第2節の記事はこちら

それでは、コンサドーレの戦いを「分析・振り返り」していきましょう!

 

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【開幕3連敗】コンサドーレ札幌、試練の第3節…改善すべき課題とは?

北海道コンサドーレ札幌はJ2リーグ第3節でレノファ山口FCと対戦し、0-2で敗戦。

これで開幕3連敗となり、苦しい状況が続いています。

今節もボールを保持する時間は長かったものの、決定的なチャンスを作ることができず、逆に守備の課題が浮き彫りになりましたね。

サイド裏を突かれるシーンが多く、セカンドボールの回収ができなかったことで、試合の主導権を握られる展開に。

この試合ではどんな問題があり、どこに改善の余地があるのか?そして、次戦に向けてどのような修正が求められるのか?

試合の流れや戦術面の分析を通じて、コンサドーレ札幌の今後の戦い方を考察していきます。

 

試合結果と得点シーン

試合結果

※ネタバレしたくないって方は、目次の機能で飛ばしてください!

 

 

コンサドーレ札幌 0-2 レノファ山口FC

試合を通じてコンサドーレはポゼッションを高めながらも、決定機を作りきれず、逆に山口の鋭いカウンターからあっさり失点を喫しました。

得点シーンおさらい

前半39分:レノファ山口がサイド攻撃から先制点

後半60分:コンサドーレが前がかりになったところを突かれ、追加点

コンサドーレはボールを持ちながらも、山口の組織的な守備と素早い切り替えに苦戦し、スキを突かれて2失点。

決定機を活かせずに、完敗です。

 

スターティングメンバー

3戦目のスタメンはこちら!

 

前節、僕がnoteでめちゃくちゃ指摘した、右CBが高尾に戻りましたね。

ちなみにnoteはこちら。

あと、個人的には中島、長谷川の2トップ継続は嬉しいですね。

上手くいく匂いがプンプンします。

 

試合の流れと印象的なシーン

前半戦の展開と重要なプレー

試合序盤、コンサドーレは即時奪還を意識し、高い位置でのボール奪取を試みました。この守備のアプローチ自体は効果的で、前線からのプレッシングでショートカウンターに繋げることが出来そうでした。

しかし、山口は基本的にロングボールのチーム。サイドの裏を徹底的に長いボールで狙われ、得点を許しましたね。

前半39分、山口の右サイドからの崩しでコンサドーレの守備が後手に回り、大崎が1対1の対応を強いられます。

DFラインの対応が遅れ、マークの受け渡しが曖昧だったことが失点の原因となりました。

 

後半戦の戦術的変化と試合の決定的瞬間

後半、コンサドーレは高嶺を左CBに下げ、ビルドアップ時にDFラインを3枚に固定しました。

この変化により、左右のボール回しのスピードが上がり、山口の守備ブロックを素早く揺さぶろうという狙いが見えました。

しかし、60分に再びサイド裏のスペースを突かれ、追加点を許しました。この失点も、一瞬のスキを突かれて、見事なフィニッシュを決められてしまいましたね。

 

レノファ山口の戦い方と強み

組織的な守備とプレスの強度

レノファ山口は、コンパクトな守備ブロックを形成しつつ、ボールの動きに合わせた素早いプレスでコンサドーレに自由を与えませんでした。

特に、2列目の連動したスライドが素晴らしかったですね。

  • ボランチの片方がコンサドーレのアンカー役の選手をピッタリマーク
  • 残った3人(SH2枚+ボランチ)で中央に絞る
  • コンサドーレがSB役の選手にボールを出すと、そちらサイドのSHがしっかりプレッシャー
  • それに合わせて全体でスライドしていく

という形で、コンサドーレのビルドアップを効果的に制限してきました。

この守備をする中で、かなりキツイ役割をすることになるSHの選手。中央に絞りながら、ボールが出たらサイドにスプリントで出て行かなければならないですからね。

これをサボらずに、ずっと続けられていたのでコンサドーレのDFラインでのボール保持が窮屈でした。

縦に速い攻撃とサイドの活用

攻撃面では、シンプルなロングボールを主体とし、特にコンサドーレのサイド裏のスペースを狙う意識が強かったですね。

実際に、先制点もサイド裏でボールをキープされたところから生まれ、追加点もカウンターでサイド裏を取ってからのクロスがラストパスとなりました。

カウンターの鋭さとセットプレーの精度

ボールを奪った後の切り替えが非常に速く、少ない手数でゴールへ向かうカウンターの鋭さが際立ちました。

また、セットプレーも多彩でロングスローはもちろん、コーナーキックも様々な形を見せてくれました。

試合序盤のコンサドーレは、ずっと自陣から脱せずに、セットプレーのループに引っかかっていました。

 

コンサドーレの戦術分析|浮き彫りになった課題

即時奪還意識の高さと前線プレスの逆効果

コンサドーレは、ボールを奪われた直後の即時奪還を狙うプレッシングと前線からのプレスを強く意識しています。今シーズンの形ですね。

しかし、レノファ山口はロングボール主体のチーム。プレスをかけても、長いボールで躱されてしまいます。前半の立ち上がりでは多少有効で、山口の攻撃を限定出来ていました。

最悪なのは、時間が経ってから。選手の運動量が低下し、プレスが継続できなくなる場面が増えたことで、前からプレスに行っているのにボールホルダーに制限がかからない状況に。

前線からプレスをかけると、当然DFラインは高くなるわけで。

そして、ボールホルダーに制限をかけないと良いボールが蹴れるわけで…

勘の良い方は分かったんじゃないでしょうか。

失点の原因とも言える、サイド裏を狙われた時に後手後手の対応しかできない理由がこれです。

  • 1点目は前からプレスをかけに行って、ひっくり返された
  • 2点目は即時奪還でボールにたくさん人をかけたが、奪いきれなかった

分かりやすく言うと、どちらの状況も

  • ボールを出す側には「良い状態」
  • ボールを受ける側には「スペース」

をコンサドーレからわざわざ相手に与えちゃっているわけですね。

これが、プレス意識の高さによる逆効果です。

「人をかけてプレスに行くなら奪いきるところまでやる」、または「プレスを諦めて撤退する」のどちらかを徹底しないと、このまま失点は続きます。岩政監督がやりたいのは、もちろん前者でしょう。

コンデションの問題で奪いきれていないのだと信じているので、次戦のホーム開幕戦ではより激しいプレスを観たいですね。

 

攻撃時の課題:ハッキリしない戦い方

コンサドーレのエースと言えば?

いろいろな意見があるかもしれませんが、多くの人が「近藤!」と答えるのではないでしょうか。サイドを切り裂くドリブルには、見ているだけでワクワクさせられますよね。

しかし、前節に続いて今節も、近藤が思うように仕掛ける場面が少ない試合となりました。前節については、なぜ仕掛けられなかったのかを詳しくnoteで書いているので、そちらもぜひチェックしてみてください。

そして読んでいただいた場合、「高尾に代えたのに、結局同じ?」と思った方もいるかもしれません。

でも、今節は前節とは違う理由で、近藤の仕掛けがうまくいかなかったんです。

ここで、この章の題である「ハッキリしない戦い方」に繋がります。

  • 近藤を活かすべき
  • 高尾は周りの味方に合わせてポジショニングを変えられる

この2つがバッシングしてハッキリしない戦い方になっていたんですね。

具体的に説明すると…

  • 木戸や馬場が下りて来ることで、高尾が外側に流れ、近藤が内側に入る形に(右サイドの3人が左回りにポジションチェンジ)
  • 高尾が大外、近藤が内側にポジションを取る場面が多くなった
  • 本来の適材適所を考えると、近藤が大外、木戸か馬場が内側、高尾が下がり目でフォロー
  • 近藤が内側でコンビネーションする、謎の攻撃に
  • ドリブルでの突破機会がそもそも少なくなった

近藤を活かすならば、絶対に近藤を大外に固定するべきです。

ビルドアップの停滞感からか、IH役の選手(木戸や馬場)が下りて来ることで、高尾が気を利かせて被らないポジショニングをすることが仇となりました。

試合を見ていただければ分かるんですが、近藤は大外で待ちたいのに、高尾が周りに合わせて大外に立つので、結果空いた内側に「しょうがないから入るか…」といったシーンが、多発していました。

ハッキリと「近藤を活かすから、近藤を大外に固定してドリブル突破させろ!」と指示があれば、皆できたはずです。

近藤の仕掛けから得点が見られたかも…

ハッキリと近藤に仕掛けさせる戦い方を選んだ方が、勝ちに繋がります。

 

特に良かった選手

高嶺

  • カウンターを食らった時のカバーリングが抜群
  • ビルドアップ時の立ち位置が相変わらず素晴らしい
  • 中盤の強度が1人だけ違う

高嶺のおかげで、中盤の勝負がギリギリ5分だったと言っても過言では無いですね。

高尾

  • 味方に合わせたポジショニングが抜群
  • 守備対応も問題無し
  • コーチングも意外と頻繁

やはり、この選手が入るとDFラインでのボール回しがスムーズになります。

先ほど、近藤とのバッシングのことを書きましたが、高尾の立ち位置が悪いのではなく、必要のないポジションチェンジをチームとしてしようとするのがまずいということです。

高尾は代えちゃダメな選手の一人ですね。

 

サポーターとしての感想

0-2で完敗!またしても、守備の中途半端さで負けた印象はぬぐえないですね。

プレッシャーに行くなら奪いきる、奪いきれないなら一旦引く、というメリハリをちゃんとつけて欲しいですね。

逆に、攻撃面は試合を重ねるごとに確実に良くなってきているので、フィニッシュの精度を上げたいところ。

個人的には中島やバカヨコがいるので、もう少しシンプルな高いクロスを上げてみたら得点が見られるかもしれません。

とにかく開幕3連敗は厳しい結果ですが、次戦はホーム開幕戦。

コンデションを整えて、次こそは勝ち点を獲ってくれると信じましょう!

 

 

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まとめ

以上、コンササポのざっくり試合まとめ・感想「第3節・レノファ山口戦」でした。

コンサドーレは開幕3連敗を喫し、攻守両面での課題が浮き彫りになりました。

次戦に向けて、適切なポジショニングの徹底と、攻守のバランスを改善することで、シーズン初勝利を目指したいところです。

しっかり修正して、勝ち点をつかみたいですね。

それでは、また!

 

※第2節の記事はこちら。

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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