こんにちは、もちょです。
今回は、金子選手のディナモ・ザグレブへの期限付き移籍について書いていこうと思います。
昨年からコンサドーレを分析するほどがっつり見始めた僕が思う、この移籍についての感想や主力中の主力だった金子が抜けた大きな穴について、その金子の穴をどう埋めるのかを考えていきます。
金子のディナモ・ザグレブ移籍について
率直な感想
まず、率直にこの移籍についてどう思ったのかお伝えできればなと。
コンサドーレの選手の海外移籍はやっぱりうれしいですね。
少し寂しさはありますが…
Jリーグ内ではかなり評価が高かったので、そこまで驚きはありませんでした。
しかし、移籍先には少しビックリしましたね。
近年では、ベルギーを経由してビッグクラブや5大リーグへのステップアップを狙ったり、ビッグクラブが獲得してすぐにローンで修行に出すというパターンが多いです。
セルティックの元監督(現トッテナム監督)で元横浜F・マリノス監督であるポステコグルーが日本人をいっぱい獲ったのも記憶に新しいですよね。
ステップアップを狙うという意味では同じかもしれませんが、日本からの移籍先としてあまり聞かないクラブの名前だったのでビックリしました。
ディナモ・ザグレブ自体は名門で、欧州の舞台では結構聞きますが。
他の有名クラブや5大リーグからのオファーもあったという噂を聞きますが、あくまでも自分自身が成長できるクラブを選んだんだとか。
クラブの名前とかお金に目がくらむ金子じゃないってことですよ!
ね!
ディナモ・ザグレブは昨季クロアチア1部リーグで優勝しており、予選を勝ち進めば来季はCL本戦に出場出来るらしいですね。
CL常連だから名前知ってるんだ…
いきなりCL本戦に金子が出場なんてことがあれば、WOWOWOWの契約しちゃうかもしれません。
来季のCLがどこで放送されるか知りませんが(笑)
ディナモ・ザグレブでの金子を推測
金子が海外に移籍すると聞いて嬉しい反面、ディナモ・ザグレブで活躍できるのか?と不安になる方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
ピッチ内のことが気になりますよね。
僕はディナモ・ザグレブのサッカーについては全く知りません(笑)
なので、僕なりに考えたコンサドーレでの金子を観ていての推測を交えてお伝えできればなと思います。
まず、金子はコンサドーレのサッカーの中で主力だったので戦術理解度については何の心配もしていません。
その面で心配なのは言葉ですね。
一部では、通訳をミーティングに連れて行けないクラブもあるなんて話を最近聞きましたから。
さらに、ディナモ・ザグレブは来季監督が変わります。
監督が代わるということは、するサッカーが変わるということです。
チームとしてするサッカーの内容によっては心配な点が色々出てきます。
コンサドーレでは、意図してサイドの1対1を作るようなサッカーをしていました。
特徴的なのが、皆さんもお分かりの通りサイドチェンジの多さですよね。
ディナモ・ザグレブが果たして金子の良さを活かすような、または良さを消さずにプレーできるようなサッカーをしてくれるでしょうか?
金子を活かせ!というわけではなく、チームのサッカーの構造上そうなってくれるかどうかというお話です。
金子の良さが活きるようなサッカーをしてくれれば、ちゃんと活躍してくれるんじゃないかなと思います。
そして起用されるポジションもどうなるんでしょう。
普通に考えればWGやSHと言ったサイドの攻撃的なポジションだと思うのですが…
ディナモ・ザグレブが攻撃時に4バックで戦うチームだった場合、SBでの起用をされる可能性がありますよね。
コンサドーレでWBをやっていて、守備もしっかりできる金子だからこそSBで使われてしまうんじゃないかと心配してしまいます。
SBで覚醒!というパターンもあるかもしれませんが、あのドリブルはやっぱり敵陣深くで観たいじゃないですか。
3バックのチームであれば、慣れているし大丈夫だと思いますが。
ディナモ・ザグレブはリーグ内では王者としてボールを握るでしょうし、CLでは挑戦者としてカウンターを狙うでしょう。
クロアチア代表の選手を多く抱えるチームだけに、クロアチア代表のサッカーのようにどちらも出来る柔軟なチームであることは間違いなさそうなので、金子には合うんじゃないかなと思います。
ボールを握るのはコンサドーレの十八番ですし、カウンター時には持ち前の推進力でいつも助けてくれましたよね。
何はともあれずっと応援していきますが、欲を言えば5大リーグにステップアップして欲しいです。
いっぱい試合を観られるので。
金子が抜けることによる戦力ダウン
次に、コンサドーレのお話を。
金子が抜けたことで大きく戦力ダウンすることは間違いありません。
一番大きな影響として、サイド攻撃の弱体化があります。
今までは両サイドの金子、ルーカスで質的優位を取れていました。
特に金子はサイドで相手選手を2人以上引き付けてくれていました。
最近は、金子へのダブルチームを徹底するチームが増えましたからね。
それによって相手の中央を広げさせて崩していきたいコンサドーレにとって、金子のようにサイドで相手のマークを引き付けてくれる選手は、現状他にいないんじゃないでしょうか。
金子の質的優位を使えなくなるコンサドーレが、サイドの攻撃で詰まってDFラインでずっとボールを回している姿が目に浮かびますね。
そして、守備力の低下も考えなければいけません。
金子はドリブルやクロスと言った攻撃面での印象が強いと思いますが、守備もしっかりこなしていました。
3バック上のWBというポジションですが、5バックで考えるとSBということですからね。
コンサドーレのサッカーの特性上、ボールを保持しながら押し込む展開が多いのでWBもアタッカーのようなイメージにはなります。
しかし、状況によってはDFラインの選手としてプレーしなければなりません。
その点、このブログ内では再三書いてきていますが、ルーカスは戻りが遅れたり1対1の対応が軽かったりと、自陣での守備に難があります。
対して金子は、DFラインに入って1対1の対応も出来ますし、逆サイドからのクロスに競り合うというDFみたいな仕事をこなすこともありました。
こういう細かい守備も出来つつ、攻撃で違いを作れるのが金子だったわけです。
これからどうしていくか
さて、金子が抜けた後の大きすぎる穴をどう埋めるかってお話ですね。
先ほどもお伝えしたように、攻撃においては違いを作れる、守備もそつなくこなしてくれる金子。
そんなWBの選手はコンサドーレの選手たちのみならず、Jリーグ全体を探しても中々いませんよね。
代わりの選手や金子の穴をカバーする戦術など、チームとしてどのようにしていくか目途がついているんでしょうか?
金子は活躍の度合いからして、移籍することがなんとなく分かっていたような気がするので、事前に準備はしてくれていると思いますが…
これからどうなっていくかは、実際に観ていかないとわかりません。
最適解を見つけるまでに時間がかかるのは、小柏の欠場から勝てなくなってしまったことで証明されています。
ここからもっと勝ち点を落としてしまうことは覚悟しないといけないかもしれませんね。
ということで、僕からは出来るだけ勝ち点を落とさないために、最適解が見つかるまでの応急処置についてお伝えできればなと。
結論から言うと、ルーカスの右WB、菅の左WBの形です。
付け加えるなら左のCBは中村、2トップの一角にはキムゴンヒを推します。
現状、金子が抜けた後のWBのベストはルーカスと菅なのかなと。
利き足の逆側にWBを置いてカットインシュートを狙うという攻撃的な布陣もありますが、菅はドリブルで仕掛けられるタイプではないので現実的ではありません。
その代わり利き足側にWBを置くので、クロスを上げやすいという特徴が出てきます。
そこで、キムゴンヒの高さと駆け引きの上手さが活かされるわけです。
中村の左CBに関しては、昨シーズンから変わった点の菅左CBベスト説で書いた通り、僕は中村の出場をもっと増やしても良いんじゃないかと考えています。
本当は菅を左CB、中村をボランチで使いたいところですが、応急処置なのでやむなくですね。
何はともあれ、誰をどのように起用していくのか目が離せませんね。
まとめ
以上、金子選手の海外移籍について書きました。
金子選手がいなくなってしまうのは少し寂しいですが、海外で活躍して日本代表なんかに選ばれる日が来て欲しいですね。
期限付き移籍なので、かなり早めに結果を出すことが求められると思います。
ディナモ・ザグレブからステップアップしていくことを願うばかりです。
コンサドーレとしては金子選手が抜けたことで、いくつも問題点が出てくるでしょう。
それでも、色々なことを試しながら最終的には金子選手の穴を感じさせないほどのチームになると信じています。
それでは、また!
前回のコンサドーレの記事はこちら
(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)
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