【北海道コンサドーレ札幌】試合結果を分析!悔しいー【J1リーグ第32節(VS.アビスパ福岡)】

こんにちは、もちょです。

今回は「北海道コンサドーレ札幌VS.アビスパ福岡(J1第32節)」の分析です!

かなり悔しい試合でしたね…

ホームで残留を決めてほしいところでしたが、叶いませんでした。

この記事ではサッカー観戦の初心者さんでもわかりやすいようにコンサドーレがどんな戦略を立て、どんな戦術を駆使して戦ったのかをご紹介します!

さらに、今節では何が起こっていたのか?などをトピックにして、具体的にそれが起こったシーンを例に解説しようと思います。

最後には私見として、個人的MOMやちょっとばかし改善して欲しい選手についての紹介もしていますので、ぜひ読んでいってください!

コンサドーレの試合をより深く楽しむためのお手伝いが出来たらと思います。

前回(第31節)の記事はこちら。

 

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初めに

皆さんはサッカーを観戦する際に、どんなことを楽しみに観戦するでしょうか?

自分の応援するチームの勝利や自分の好きな選手の活躍はもちろん、スタジアムの雰囲気が好きでサッカーはそこまでだけどホームスタジアムには足を運ぶ、という方も多いと思います。

しかし、近年はチームとしての戦略や戦術をしっかり用意して試合に臨むチーム、監督が増えてきています。

そんなチームとしての戦略や、実際に選手たちが行っている戦術を少し知っておくだけで、試合内容をより楽しめると思います。

さらに、それが自分の応援しているチームのことだと、ワクワクしませんか?

そこでサッカー視聴歴11年の僕が、自分の地元チームでもある「北海道コンサドーレ札幌」のJリーグの試合結果を毎節、分析していこうと思います。

コンサドーレの戦略と戦術を知っていれば、試合観戦の際により深く、楽しく応援することが出来ると思います。

前回(第31節)の記事はこちら。

コンサドーレサポーターはもちろん、Jリーグサポーターの方々もサッカーをより楽しむためのお手伝いが出来れば嬉しいです。

 

初心者さんに向けて

※サッカーにある程度精通してるよ!という方は飛ばしてください。

10節の記事でサッカー視聴、観戦の初心者さん向けに、ここから出てくるサッカー用語をザックリと説明していますので、参考にしてください。

 

戦略と戦術について

これから、戦略と戦術という側面から話を進めていくにあたって、意味の整理と僕なりに戦略と戦術の意味をサッカーに置き換えたものを10節の記事で紹介しています。

こういう考えで語っているよ、ということが分かると思いますので、こちらも参考にしてみて下さい。

 

VS.アビスパ福岡

スターティングメンバー

西大伍選手が先発ですね!

福森選手も久しぶりの先発となりました。

 

今節の戦略と戦術

戦略

第10節の記事でも説明していますが、戦略とは勝利のために試合前から練っておく相手への対策や攻撃の仕方、守備の仕方などなどです。

なので、当然試合中に変えることもありますし、相手によっては戦略がハマってそのまま押し切れちゃうなんてこともあると思います。

皆さんも知っての通り、コンサドーレはポゼッションを高め、相手に攻撃の機会を与えないことで守備の時間を少なくする“攻撃は最大の防御”を基本的な考え方としています。

相手によって多少変えることはあるんでしょうが、コンサドーレの戦略のベースは毎試合これですね。

今節もいつも通りのミシャ式ビルドアップで、駒井選手がCBまで下りる形でした。

福岡があまりハイプレスに来なかったので、序盤はコンサドーレが押し込んだゲーム展開となりました。

さらに、ゴール前でのクリアがかなりセーフティなクリアになっていたので福岡はとにかく失点しないことを考えていたように見えました。

これによって、攻めあぐねてはいましたが序盤はコンサドーレがボールを支配出来ていました。

守備面では、そこまでマンツーマンの守備が目立っていなかったのでマークの図は割愛させていただきます。

しかし、一番重要だったと言っても過言では無い岡村対45番のところは岡村の圧勝でしたね。

 

戦術

戦術についても第10節の記事で説明しています。

ザックリ言うと、勝つために試合中実際に行うプレーや、監督の指示などです。

相手がこちらの戦略に対して対抗策を打ってきたり、シンプルに個人技の面で上回られたりなどなど、勝つためには試合中に変えなければいけないことが多々出てきます。

今節は、ボールを保持するコンサドーレと守る福岡という構図でしたね。

3バックの福岡は、守備時には5バックになってしっかりと5-3-2のブロックを作っていました。

この形でどっしりと構えられたことで、コンサドーレは攻めあぐねていましたね。

それでも、アンカーの位置で上手くフリーになれる西選手を使いながら、縦パスを徐々に入れられるようになっていきました。

福岡の2枚のFWに対して、2CBの位置の駒井、岡村選手+田中or福森選手で数的有利を作りながら、相手のFWと中盤の間でフリーになっている西選手を使います。

そこから、3枚の中盤の脇にポジションを取っているWBもしくは田中or福森選手へ展開することでサイドで数的有利を作れます。

さらに、西選手からライン間に下りてきているシャビエル選手に楔のパスが入るシーンが多くありましたね。

今節は、いつものサイド攻撃に加えてシャドーが下りて来てライン間でボールを受ける動きがかなり効いた試合でした。

特にシャビエル選手が下りるタイミングとキープ力が抜群で、相手DF陣をかく乱していましたね。

先制点もこの形から奪ったものでしたし。(詳しくは得点シーンの紹介で)

コンサドーレはこの2つの方法でボールを前進させていました。

先制点の後、福岡は守備時の陣形を5-4-1に変えてきましたね。

これによって、サイドの数的有利を作れなくなり、また攻めあぐねてしまいました。

前半の終盤に福岡ペースに持っていかれた理由ですね。

そして、福岡側の攻撃についてです。

トップの選手にとりあえず当てることと、コンサドーレから見て左サイド側を崩すという2パターンで主にチャンスを作られていました。

トップの選手に当てる攻撃については、岡村がシャットアウトしていたので大丈夫。

問題は左サイドの裏を使われる攻撃だなぁと思っていました。

ルーカス選手の裏を守ることが苦手な特徴を上手く突かれていたので、クロスを簡単に上げられていましたよね。

しかし、58分に9番が入って来てからは状況は一変。

トップの選手、つまり9番を使われての攻撃がかなりの脅威となりましたね。

単純に当てるだけのボールであれば岡村選手が変わらず勝っていたんですが…

カウンター時に少し下りて行って、シンプルにワンタッチで周りを使いながら自分はゴール前へ入って行ったりと、無理に収めようとするのではなく、味方と距離を近くしてコンビネーションで岡村選手を翻弄してきました。

これによって、捕まえづらくなった9番にまんまとやられて2失点してしまいましたね。

※ここから先はくどくなるので、~選手の“選手”を省略します。

 

今節のトピック

ここでは、今節に起こったことをいくつかピックアップして具体的なシーンを例にご紹介していこうと思います!

 

シャドーが空けたスペースを上手く使う

今節はシャビエルが楔のパスを受けるシーンが多くあったと思います。

これに対して、相手CBは潰そうと前に出てきますが中々潰せません。

なので、相手CBはシャビエルを常に気にしていなければいけない状況でした。

下りていくシャビエルにCBが付いていくことになるので、当然そのスペースが空いてきます。

そのスペースに斜めに入って行く金子選手に相手は対応出来ていませんでしたね。

先制点のシーンもこのような形で、相手DFが無理にクリアしようとしたところミスになり、青木が押し込みましたね。

45番に当てる攻撃

アビスパ福岡はセーフティにクリアをしていたことから、45番にとりあえず収めてもらってから、という攻撃が多かったです。

しかし、岡村がすべてシャットアウトしてくれましたね。

30分には45番のポストプレーに対して素晴らしい対応を見せてくれました。

左サイドを攻められる

コンサドーレの左サイドを崩すという攻撃も、アビスパ福岡にとってもう1つのチャンスになる手段でした。

8分、ルーカスの裏を一発で取られてしまい、シュートまでいかれてしまいました。

33分には左サイドを無理やり突破されて、またシュートまでいかれたシーンですが、ここでカバーに入った駒井が負傷交代してしまいます。

49分にも危険なシーンがありました。

スタートは右サイドからでしたが、最終的に左サイドでフリーな選手を作ってしまいクロスを上げられました。

11番のヘディングはポストに当たって助かりましたが、大きなピンチになったシーンでした。

ルーカスの裏を突かれてCBが釣り出され、クロスに対して人数が減った状況で難しい対応を強いられていましたね。

西を使った良いビルドアップ

“戦術”でもお伝えしましたが、西を使ったビルドアップで上手くいったシーンがあったのでご紹介したいと思います。

53分、相手のFW裏、中盤前でフリーになっている西へ縦パスが入りました。

そこから相手は中盤の真ん中の選手が出て来なければいけないので、中を絞めなければいけない相手は中盤の脇にかなりのスペースを作ってしまいます。

そこにポジションを取っている田中は広大なスペースでボールを受けることが出来ました。

そこまでいけば、金子と田中でWBを相手にした2対1の状況が出来上がります。

結果的にこのシーンでは金子の仕掛けからクロスまでいけましたね。

結果的に9番

結果的に今節は58分に投入されたアビスパ福岡の9番、フアンマ選手にやられた形となったコンサドーレ。

連続2失点で逆転負けを喫したわけですが、どちらともフアンマ選手の活躍によって生まれた得点でした。

詳しくは失点シーンの解説で。

 

得点・失点シーン

今節は悔しい逆転負けを喫してしましました。

特にアビスパ福岡の2点目はどうしようもなかったですね。

 

得点シーン

得点シーンについては“戦術”と“シャドーが空けたスペースを上手く使う”でほとんどお話してしまったので、ザックリと。

今節再三チャンスになっていた、シャドーが空けたスペースにWBが斜めに入って行くという動きがキレイに決まった得点でしたね。

駒井のロングフィードも素晴らしかったですし、金子の走るタイミングやコースも素晴らしかったですね。

青木もよく詰めていましたし。

コンサドーレらしいゴールだったんじゃないでしょうか。

 

失点シーン

まずは75分の1失点目から。

カウンターのシーンで9番を潰せなかったところから、どんどん味方に繋がれてコンサドーレのプレスを躱されてしまいました。

11番の粘りも素晴らしかったですしね。

一度はクリアしたコンサドーレでしたが、11番へ素晴らしい縦パスを入れられてしまいました。

そして、最終的にカウンターを成立させた9番と11番が絡んでシュートまでいかれてしまいましたね。

なんとかブロックしてコーナーキックに逃れますが、このコーナーキックで決められてしまいました。

そして、その直後の77分に2点目を取られてしまいました。

6番に縦パスが入ったところから、9番対岡村の1対1の状況を作ってしまいましたね。

結果的に9番の個人技で決められてしまいますが、あれはしょうがないですね。

それまで、まともに1対1のシーンを作らせなかった岡村が唯一やられたシーンでした。

ワンチャンスをものにする9番が流石でしたね。

 

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私見

もちょ的、今試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)

ここで、もちょの独断と偏見で選んだ今試合のMOMを発表したいと思います!

今試合のMOMは…

ガブリエル・シャビエル選手です!

先制点のきっかけにもなったライン間での仕事が今節はかなり効いていました。

徐々にコンディションが上がって来て、最近はキレッキレの動きを見せてくれているので、今後にも期待したいですね!

 

その他にも良い選手が

今節では、田中駿汰選手ですね。

対人守備の素晴らしさは相変わらず。

それに加えて今節は、左サイドから上げられるクロスの対応も見事でした。

ビルドアップ時のポジショニングの良さや、ドリブルで抜いてクロスを上げるシーンがあったことなど、攻撃面でも活躍していましたね!

 

ちょっとばかし直してほしい選手

今節の直してほしい選手はルーカス選手ですね。

アビスパ福岡が狙ってきたことからも、やはり自分の裏を守ることが苦手なルーカス選手の特徴がバレているのかなと思いました。

ルーカス選手1人の問題ではありませんが、今節では特に気になりましたね。

ここまで、コンサドーレをたっぷり贔屓して書いてきたので、少しだけ直してほしいプレーについて書きました。

褒めてるだけのレビューだと嘘くさくなるので、正直なレビューだよと言うことを証明するためです。

ファンの皆様怒んないでください、すみません。

 

まとめ

以上、北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第32節 アビスパ福岡戦を分析してみた!でした。

悔しい逆転負けでした。

残留を決められる試合だっただけに、より一層悔しいですね。

それでも、引いた相手に対して得点を奪えましたし、残留争いの中では有利な立場ですしね。

でも、駒井選手が怪我しちゃったのはまずい気がします…

軽い怪我だと良いんですけどね。

この記事で、より一層コンサドーレの応援、Jリーグの視聴を楽しんでもらえたら幸いです。

では、また!

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