【北海道コンサドーレ札幌】J1リーグ「第4節(VS.横浜)」をレビュー!【私見ですが…】

こんにちは、もちょです。

今回は、前回に引き続きサッカー視聴歴11年の僕が、北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます。

前回(第3節)の記事はこちら。

今試合が野々村さんの下で戦うラストマッチなんだとか。

コンサドーレとしてはなんとしても勝ちたいですね。

ここまで3戦連続引き分けなので、今回こそホーム初勝利かつ、J1通算100勝目を決めてほしいです!

この試合は何が良かったのか、悪かったのか、誰が活躍したか、得点シーンについてや失点シーンについて、出来るだけわかりやすく書いていこうと思います。

この記事でコンサドーレサポーターはもちろん、Jリーグサポーターの方々もサッカーをより楽しむためのお手伝いが出来れば嬉しいです。

 

スポンサーリンク

北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第4節 横浜・F・マリノス戦レビュー

 

●スターティングメンバー

 

※青木が今季初スタメン!

 

●今試合のコンサドーレのサッカー

〇攻撃時

ビルドアップの形自体は試合ごとに変えることは無いようですね。

開幕節の記事で詳しく説明していますので、そちらをご覧ください。

形は同じですが、ボールの運び方は毎試合違ってきます。

今試合では相手のプレスが速くて強かったので、DFラインで上手くボールを回せませんでした。

いつもは中間ポジションを取っている駒井選手が下りてきたり、福森選手が下りてきたりして臨機応変に助けようとしていましたが、それでも高い位置でボールを奪われてチャンスを作られるシーンがいくつもありました。

なので、ロングボールで興梠選手に当てるか、逆サイドへの展開で逃げるかの2つの選択肢でボールを運んでいました。

特に、逆サイドへの展開はフリーの選手にボールが渡って、チャンスになることが多かったと思います。

福森選手から田中選手へ何度も良いロングフィードが通っていましたね。

今回の試合のように、後ろから繋げないような状況でも、DFラインの選手たちが精度の良いロングキックを蹴られるというのは頼もしいですね。

 

〇守備時

そして、守備時のお話です。

今回の試合では、マンツーマンの守備が上手くいきませんでした。

とにかく相手選手たちの技術がものすごく高くて、いつものようにマンツーマンでタイトなマークについてもワンタッチやドリブルでことごとく躱されていました。

途中からは躱されるのを嫌ってか、タイトな守備にいけなくなっていっている印象でした。

前半に相手7番がフリーになることが多かったこと、逆に後半はちゃんとマークにつけていた要因なんかは試合内容の方でご紹介します。

※ここから先はくどくなるので、~選手の“選手”を省略します。

 

●試合内容

〇横浜は速いし上手い!

試合が始まって最初の印象ですが…

横浜が速いし上手い!

こんなに個人技ゴリ押ししてくるJリーグのチームあったんですね。

なんか、数年前のJリーグにはなかったですよね、こんなチーム。

って驚いてるうちに、何回か横浜の速いプレスにやられてコンサドーレのDFラインがあたふたしてました。

それに、ボールを奪った後も速い!

躊躇なく縦につけてきますね。

序盤はかなり圧倒されてしましました。

〇攻撃時は後ろが重たく

それでも、徐々に落ち着いてきたのか、いつも通りサイドへのロングボールが通りだしました。

しかし、後ろが重たくなっちゃってましたね。

プレスがキツイので、駒井や福森が下りてきてDFラインのボール回しを助けていましたが、逆に後ろに人数が集まるので、横浜のプレスの圧力をそのまま受けてしまう形になってしまっていました。

さらに、ロングボールで興梠選手に当てても、セカンドボールの回収をする位置に人数をかけられないので、あまり効果的に興梠選手のポストプレーを活用できませんでした。

〇守備でも問題が

そして、守備でも問題が発生しましたね。

マンツーマンの守備を高い技術で躱されまくってました。

躱されるのを嫌ってか、運動量で負けていたのか、徐々にタイトなマークにつけなくなっていきました。

それだけならまだしも、相手の7番がどフリーでショートカウンター!っていうシーンを何回も作られました。

これは、マンツーマン守備の痛いところを突かれた形になりましたね。

〇かなりマンツーマン守備なんです

ここでひとつ言っておきたいのが、福森が7番を離してたわけではありません。

コンサドーレはいつも通り、かなりマンツーマン寄りの守備をしています。

例えば、相手のトップ下の選手にコンサドーレのボランチの選手がマークについている場合に、相手トップ下がGKまでボールを受けに行こうとした時、大抵のチームはマークを受け渡しますが、コンサドーレはついていきます。

ここまで人基準のチームは中々ないと思います。

そんなマンツーマンDFが特徴のコンサドーレですが、さすがに選手と選手の距離間が空きすぎてしまうと、カバーリングに入ることが出来なくなり、一人躱されるだけで大ピンチになってしまいます。

〇相手の7番どフリー問題

ここで、相手7番どフリー問題です。

コンサドーレはいつもの守備の形でマンツーマン守備を行っていました。(守備の形については開幕節の記事で詳しく書いています。)

そうなると、相手右WGの7番に福森、相手右SBの25番にルーカスがつくことになります。

そのまま福森がついていけば問題にならなかったんじゃないの?と思う方もいらっしゃると思いますが、そこで重要になってくるのが選手間の距離のお話です。

選手と選手の距離が空きすぎることは極力避けたいので、コンサドーレから見て右サイド、もしくは中央で攻められているとき、福森は宮澤の隣に適切な距離でポジションを取らなければなりません。

相手7番はその嫌なタイミングで、左サイドの大外に張っていました。

福森はその7番についていけば、宮澤と自分の間に広大なスペースができてしまうので7番についていけませんでした。

それに加えて、宮澤がマークしていた11番もポストプレーのために下りて行ったり、色々なところに顔を出したりしていたので、それについていった宮澤のスペースを埋めなければならなかった福森は、かなり苦しかったと思います。

7番のポジションを取るタイミングが絶妙で、攻め込んでいるときだけでなく、カウンターになりそうな時も、スルスルッとそのポジションを取っていたので、上手いなぁと思いました。

〇相手25番も厄介

さらに、相手右SBの25番も厄介でしたね。

やや後ろの内側あたりにポジションを取ることで、自分のマークについているルーカスがヘルプに戻るのを遅らせていました。

そして、攻撃時にも厄介で、後ろで攻撃を作る役割をしていると思ったら、7番が福森を釣ったスペースにインナーラップを仕掛けてきてチャンスを何度も作られてしまいました。

前半はこの7番と25番のサイドで一方的にやられてしまった印象ですね。

〇田中の能力の高さ

しかし、その逆サイド、コンサドーレから見て右のサイドではコンサドーレが勝っていましたね。

相手のハイプレスに対して、福森は下がってボール回しを助けに行っていましたが、逆に田中は少し高い位置で張って、待っていました。

そうすることで、ハイプレスの逃げ道になっていましたね。

福森から何度も精度の高いロングボールが送り込まれていました。

それだけでなく、シンプルに田中の個人能力が高いですね。

今日の試合で、個人能力のぶつかり合いを押し付けられたコンサドーレですが、田中だけははっきりと相手より個人能力が上でしたね。

〇前半終了!

田中が上回ってギリギリ、前半は0-0で終われました。

あぶねー

前半は7番と25番のサイドにやられたのはもちろんですが、シンプルに個人技で躱されていたのもキツかったですね。

〇後半開始!

後半なんとかなるかなぁ…

と思っていたら、ハーフタイムで青木に替えて菅を投入。

菅が運動量で7番の守備まで頑張れってこと?

いやそんな、ただフレッシュな選手を入れて走って来い!なんていう監督ではありませんでしたね。

〇相手の7番どフリー問題解決

後半開始から7番のところは即修正されていました。

マークを変えましたね。

まず、7番に菅をつけました。

そして、空いた25番に小柏を。

小柏がついていたボランチにはそのままボランチをつかせ、なんと福森をトップ下の14番につかせました。

これで、7番どフリー問題が解決しましたね。

7番には菅がどこまでもついていくし、25番の取るポジションはちょうど小柏がつきやすい所ですし、福森は中央で守備が出来るようになりました。

菅はCBもやったことがあるので、7番につくことでDFラインに吸収されても問題ありません。

実際に何度か、DFラインに入ってギリギリのクリアをしていましたしね。

25番のインナーラップに対しても、小柏の走力で上手く対応できていましたね。

〇コンサドーレペース!

この修正で、前半とは守備の安定感が全く違うものになりました。

守備からリズムを作り、後半の序盤はまさにコンサドーレペースでしたね。

何度もチャンスを作っていましたが、最後のところでゴールに流し込めず、早く1点取ってしまいたいなぁと思っていました。

〇守備が楽に?

59分に相手も選手交代でFWの位置を変えてきました。

トップだった11番が右に、23番に替わって投入された30番がトップに、7番が左に回りました。

それでも、コンサドーレペースは変わらず。

なんなら、守備に関しては少し楽になったんじゃないかと思う部分もありました。

宮澤は11番のポストプレーに手こずっていましたし、7番はおそらくドリブルというよりはスペースがある中でのスピードで勝負するタイプなので、菅は運動量でなんとかついていっている状況でした。

そこで、ポジションをチェンジしてくれたことによって、30番は宮澤に、7番はスピードもあってポジショニング抜群の田中が、11番はサイドでドリブルを仕掛けたいところをフレッシュな菅が、それぞれ上手く抑えられるようになりました。

〇監督の采配的中!

相変わらずワンタッチで躱されて、危ないシーンを作られることはありましたが、コンサドーレのチャンスも前半では考えられないくらいたくさん出来ていましたね。

ミシャ監督の修正が光りました。

そして、さらに監督の采配が当たったのが交代カードですね。

65分に金子に替えて荒野を投入し、荒野を左のシャドーへ。

小柏が少し疲れていたので、25番について最終ライン付近まで戻る役割を荒野に変更しました。

〇ついに先制点!

そんな中、69分についに先制点!

荒野の素晴らしいワンタッチヒールパスから、菅が無理やり押し込みました。

ホントに無理やりって感じでしたね(笑)

この得点もまた、サイドでキレイな三角形を作ったところからでしたね。

大外に菅、一つ中に荒野、やや下がり目の位置に福森がポジションを取ることで、三角形を形成していました。

この試合では再三、サイドへのロングボールでチャンスを作ってきましたが、それがやっと実りました。

大外でフリーになっていた菅へロングボールが通ったことで、慌てて相手DFが出てきたそのスペースに荒野がポジションを取ることが出来ました。

しかし、相手DFの対応も早く、いったんボールを福森に戻すことになりますが、この時に相手はまた中に意識がいきます。

そこから福森の素晴らしい縦パスが、良いポジションを取っている荒野へ通ります。

この時点で、もう相手DFは菅のことが頭にないと思います。

菅が相手DFの裏に走り込み、そこに荒野がワンタッチで落とした時にはもう勝負ありでしたね。

と思いましたが、一回ひっかけられましたね(笑)

それでも、無理やり入れたからアリ。

〇小柏大丈夫か…?

その後は、横浜も一点を取りに来なければならないので、ギアを上げてきました。

かなり拮抗した試合になって、交代枠もすべて使い切ってしまった後に悲劇が…

興梠の交代によってトップ位置に入っていた小柏が、裏抜けでダッシュしたことによって筋肉系の怪我をしてしまいました。

相当痛そうにしていましたし、ベンチではなくそのまま裏に運ばれていったので、重症なのかもしれません。

前半からかなりスプリントしていましたし、後半はSBについていく仕事をこなしていましたから、疲労がたまっていたんでしょう。

次の試合からの影響が気になりますね…

それにしても、この試合、思わぬ形で一人少ない状況になってしまいましたが、時間ももう85分ですので、しっかり守り切って勝って欲しいところ。

〇終われー…

終われー…

早く終われー….

まだかー、早くー…..

小柏が負傷してしまってからは、もう試合内容どころではなく、早く終われーってひたすら願ってました(笑)

〇ラストプレーで失点!

うわー!

終了間際の95分!

ラストプレーで失点!

やられたー!

クロスの折り返しを見事なオーバーヘッド!

あれを決められたら、しょうがないですねぇ。

横浜の意地を見ました。

実際、コンサドーレも下がり過ぎていましたし、下がっているのにちょっと繋ごうとして、せっかく奪ったボールをまたすぐ奪われるなんてことになってました。

DFラインが下がり過ぎることによって、ボールホルダーへアタックにいけず、フリーの状況でクロスを上げさせちゃいましたね。

〇試合終了!

いやー、惜しかったですね。

あと少しで今季初勝利とJ1通算100勝目でした。

次節に期待ですね。

それにしても小柏は大丈夫なんでしょうか…

 

スポンサーリンク

●もちょ的、今試合のMOM(マン・オブ・ザ・マッチ)

ここで、もちょの独断と偏見で選んだ今試合のMOMを発表したいと思います!

今試合のMOMは…

田中 駿汰選手です!

横浜のハイプレスに動じることなく、落ち着いてボールをさばいていました。

ハイプレスの裏を取るような高めのポジショニングで、相手の左サイドは困っていたと思います。

DF面でも、2019年のJリーグMVPである仲川選手と互角以上でしたね。

上手くスピードを抑えながら、ポジショニングで優位を取っていた印象です。

前半は田中選手が踏ん張ってくれたことで、0-0で終えられたと言っても過言ではありませんね。

さすが、日本代表に選ばれただけあるなぁ。

すごい!

 

●その他にも良い選手が

今日の試合では、交代で入ってきて先制点に絡んだ二人ですね。

まず、菅選手は7番を抑えるという与えられたタスクをきっちりこなした上で、得点も取ってしまいました。

DFラインに入っても問題なくプレーできる守備力を持った菅選手が攻撃でも活躍してくれると、さらにコンサドーレは強くなっていきそうですね。

そして、荒野選手はこの試合で不足していた強度を補ってくれましたね。

途中から入って、いつもとは違う守備をこなしながらあのヒールパスですから、すごいですね。

 

●ちょっとばかし直してほしい選手

ここまで、コンサドーレをたっぷり贔屓して書いてきたので、少しだけ直してほしいプレーについて…

今日の試合では、青木選手が若干気になりましたね。

今季初スタメンという難しさもあってか、守備の強度がやや足りないと感じました。

攻撃面でも、得意のドリブルで仕掛けられる場面では持ち前のテクニックを披露してくれました。

しかし、ボール回しの際に下りてくるタイミングだったり、下りて来過ぎてしまうこともあったので、直してほしいなと思いました。

褒めてるだけのレビューだと嘘くさくなるので、僕が個人的に直してほしいところも書きました。

正直なレビューだよと言うことを証明するためなので、ファンの皆様怒んないでください、すいません。

 

●まとめ

以上、北海道コンサドーレ札幌 J1リーグ第4節 横浜・F・マリノス戦レビューでした!

この記事のまとめとしては…

・横浜は速いし上手い!

・相手7番どフリー問題

・田中選手すごいですねぇ。

・相手7番どフリー問題解決

・監督の采配が光りましたね。

・無理やりの先制点!

・小柏大丈夫かー?

・終われー終われー

・ラストプレーで失点!

・4戦連続引き分けだー

ということでした。

4戦連続の引き分けとなってしまいましたが、負けてないのでまだマシです!

でも、野々村さんの下で勝っときたかったですね…

次節は勝利でお願いします!

この記事で、より一層コンサドーレの応援、Jリーグの視聴を楽しんでもらえたら幸いです。

では、また!

コメント

タイトルとURLをコピーしました