【北海道コンサドーレ札幌】鳥栖を完封!堅守×戦術が光った3バックの妙|試合レビュー【J2第24節】

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「サガン鳥栖(J2第24節)」

3週間ぶりに再開されたリーグ戦。北海道コンサドーレ札幌が見せたのは、“いつも通り”ではない戦い方でした。

なじみのある布陣を変え、あえて同じ形でぶつかった相手との戦術的な駆け引き。

選手たちの新たな役割、意外な仕掛け、そしてピッチに刻まれた“変化”の意図——

その先に見えたのは、しっかりと整理された守備と、勝利を引き寄せるためのロジック。

この試合をただの1-0で終わらせてしまうには惜しすぎる!

ということで、この記事では、その90分に隠された“意図”を紐解きます。

※前節の記事はこちら

 

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試合情報とスコアの振り返り

日時・会場

2025年8月2日(土)@大和ハウスプレミストドーム

試合結果

北海道コンサドーレ札幌 1 – 0 サガン鳥栖

スタメン

24戦目のスタメンはこちら!

スタメンのポイント

コンサドーレは3バックを選択!

  • 宮と浦上に加え、西野が右CBに入る形で3-4-2-1を構成
  • WBは右に高尾、左に原
  • ボランチに高嶺と田中克幸、シャドーは白井とスパチョーク、ワントップはバカヨコ

相手の鳥栖も同じく3-4-2-1を採用しており、ミラー構造となる中で、個々の判断と戦術的なズレをどう突くかが鍵となりそう。

 

お互いの基本フォーメーション

コンサドーレ

 

サガン鳥栖

 

試合の流れ|整理された守備と狙い通りの攻撃構造

ロングボールとこぼれ球の回収で主導権を握る

今節で目を引いたのは、明確にロングボールを使う戦術が徹底されていた点です。

空いたサイドや背後のスペースに何度もボールを蹴り込み、セカンドボールを狙う形をチーム全体で共有出来ていました。

白井が積極的にこぼれ球を回収したり、プレスで奪い返したりと、攻撃の起点として躍動しましたね。

この形がチームとして明確に統一されており、鳥栖にボールを持たせて守備から攻撃を始めようという意思が見えたことが、印象的でした。

 

決勝点とWBの仕掛け

この戦術の象徴的な場面が、決勝点のシーン。

  • サイドのスペースを活かしたクロスからゴールが生まれた
  • ミラーゲームの中でWBを1対1の状況に持ち込む意図が明確に現れていた

この攻撃構造により、得点シーン以外でも何度もサイドからのチャンスを作り出せていました。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

戦術ポイント|守備の整理とビルドアップの工夫

守備の設計と狙い

今節の守備は非常に整理されていた印象です。

  • 前線から無理にプレスには行かず、ミドルゾーンで構える
  • 縦パスに対してマンツーマンで潰しに行く
  • 1つかわされた場合はすぐに全体で引いてブロックを形成

この判断と連動性により、相手のビルドアップを分断。

奪った後の即時カウンター、相手に戻させて押し上げる形など、守備から攻撃に繋がる流れが自然に構築されていました。

前節の大量失点が嘘のように安定していましたね。闇雲に前からプレスに行く悪い形が見られたので心配していたんですが、今節ではしっかり修正してくれました。

 

ビルドアップでのズレの創出

鳥栖とのミラーフォーメーションでは、同じ配置のままだとプレスにハマる危険性がありました。 そこで機能したのが西野の役割です。

  • 右CBの西野がボール保持時に高い位置まで上がる
  • 同時に田中克幸や高嶺が一時的に最終ラインに下りて3枚を維持

これにより、鳥栖のマークに混乱を与え、前進の糸口を作り出していました。

実際に西野がボールをたくさん受けていたわけではないので、目立ちはしませんでしたが良い働きをしてくれました。

 

中央での“溜め”とサイドへの誘導

スパチョークのポジショニングと関わり方もポイント。

  • 間で受けて溜めを作ることで、相手の守備を中央に引き寄せる
  • その分サイドにスペースが生まれ、WBが空く

構造的に相手を動かしてチャンスを作る、非常に理にかなったビルドアップが展開されていました。

その中でもスパチョークは、相手ライン間でボールを受けながら、溜めを作ったりワンタッチで簡単に散らしたりと、スムーズなボール回しに大きく貢献していました。

西野と同じく、ボールに触る機会が多く無かったので目立ちませんでしたが、今節の攻撃面での隠れMVPと言っても過言ではありませんでした。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

※この本の紹介記事はこちら。

 

得点シーン

サポーターとしての感想

1-0で勝利!

相手は4位のサガン鳥栖。ここから勝ち点3を奪えたのは大きいですし、昇格を目指すコンサドーレにとって4位のチームの勝ち点を0にしたのも大きい。

試合内容もかなり良かったですし。

特に印象に残ったのは守備の安定感。ミドルブロックを丁寧に作って、無理に奪いに行かず、狙いを絞って縦パスを潰す。

人を決めてつかまえに行くタイミング、マークの整理、押し上げて相手に蹴らせるという“守備のやるべきこと”がチーム内でしっかり共有されていて、お見事でした。

「ちゃんと仕込んできたんだな」と感じられましたね。

攻撃面では、得点こそ1点だけでしたが、戦い方が整理されていて破綻がなかったのも良かった点。

白井の献身やスパチョークの溜め、西野の前進など、誰か1人ではなく全員が自分の役割を果たしていたのが印象的でした。

高嶺が負傷後に強行出場していたのはとても心配ですが…

それでもチームとして守りきったのは本当に価値のある勝利。次節への期待も大きく膨らむ一戦でした。

 

 

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まとめ

3週間ぶりのリーグ戦を1-0の完封勝利!

守備の整理と、選手個々の特徴がかみ合った、良い内容の試合でした。

 

試合のポイントまとめ

  • 鳥栖とのミラーフォーメーションを前提に、細かな役割変更で優位を作った
  • 西野の高い位置取りとボランチの落ちでビルドアップのズレを創出
  • 白井のセカンド回収とスパチョークの中央での溜めが攻撃の起点に
  • 無理なプレスを避け、整理された守備ブロックで対応
  • 相手の縦パスに対する連動した潰しと即時回収で主導権を渡さなかった

 

全体として、決して派手ではないが、構造的・戦術的に「正しい戦い方」を遂行したことで得られた勝利でした。

1点を守り切る安定感は、この先のリーグ戦を戦う上で大きな武器になります。

あとは、追加点を奪うための“もうひと工夫”が加われば、コンサドーレは再び上昇気流に乗れるはずです。

 

※前節の記事はこちら。

 

※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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