【北海道コンサドーレ札幌】いわき戦は1-5大敗。W退場でも9人の意地|試合レビュー【J2第29節】

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「いわきFC(J2第29節)」

J2リーグ第29節、北海道コンサドーレ札幌はホームにいわきFCを迎えました。

前節の勝利を足がかりに、さらなる上昇を目指すコンサドーレ。

しかし、この試合は多くの試練とドラマに満ちた一戦となりました。

激動の90分間で何が起こり、選手たちはどう立ち向かったのか。

今回の記事では、その詳細な流れと、チームが直面した課題、そして次への希望を紐解いていきます。

 

※前節の記事はこちら

※岩政監督解任についての記事はこちら

 

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試合情報とスコアの振り返り

日時・会場

2025年9月13日(土)@大和ハウスプレミストドーム

試合結果

北海道コンサドーレ札幌 1 – 5 いわきFC

スタメン

29戦目のスタメンはこちら!

 

お互いの基本フォーメーション

コンサドーレ

 

いわきFC

 

試合の流れ

序盤の攻防と先制点

試合序盤、コンサドーレはここ2試合で見せてきた「相手陣に蹴って回収し、ゴール前まで早く迫る」という攻撃の形を継続。

クロスを多用する攻撃も、これまで通りの戦術でした。 スタメンも前節と全く同じで、チームの軸が定まりつつあるように見えました。

そんな中、コンサドーレにチャンスが訪れます。 セットプレーのこぼれ球を拾い押し込んだ展開で、白井が素晴らしいターンから先制点を奪取。

ここまでの流れは、コンサドーレにとって全く問題なく、むしろ良い状況で進んでいました。

荒野の退場と失点

しかし、試合は突然暗転します。

36分、カウンターを阻止しようとしてスライディングした荒野が、足裏を見せてタックルしたとして一発レッドで退場。

コンサドーレは数的不利に陥ります。そしてその直後の44分には、いわきFCはCKからキレイな同点弾を決め、1-1で前半を折り返します。

マリオの退場と絶望的な数的不利

後半開始から、青木と近藤を投入し、得点を取りに行ったコンサドーレ。

しかし、またしても退場者が出てしまいます。

50分、マリオが転んだ相手を躱してジャンプした際、飛距離が足りずに相手の足を踏む形に。

これが故意とされて一発レッド。 これでGK含めたフィールドプレイヤーが9人という絶望的な状況に追い込まれます。

2人少ない状況での奮闘と大敗

2人少ない状況では、ほとんどいわきFCに攻め込まれっぱなしに。

攻撃は近藤、青木、高嶺あたりが個人技で打開しようと試みますが、さすがに2人少ないのは厳しく、なかなか相手ゴールを脅かすには至りません。

数的劣勢の中、いわきFCは容赦なく追加点を重ねます。コンサドーレは追加3点を奪われ、最終的には1-5での大敗となりました。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

戦術ポイント

いわきFCのプレスとコンサドーレの対応

いわきは、コンサドーレの3-4-2-1のフォーメーションに対して、明確に人を決めてプレスを仕掛けてきました。

特に、DFラインでボールを回す際は明確で、コンサドーレの3CBに対して、可変してから対応するのではなく、人を決めてプレスに来ていたのが印象的です。

攻撃時はIHの右に入る7番が西野に、左サイドの28番が高尾に、16番が浦上にそれぞれマンツーマンでプレス。

ここで、7番が西野に出てきたことで空いたスペースを効果的に使えればよかったんですが…

中々、上手くいきませんでしたね。

これによりプレスはハマりがちでしたが、コンサドーレの選手たちのクオリティでワンタッチなどを織り交ぜながら、何とか回避する場面も見られました。

数的不利での守備と攻撃

2人退場してから、攻撃は個人技に頼らざるを得ない状況に。

守備はひたすら走り回るという、非常に厳しい展開でした。

コンサドーレは5-2-1の守備ブロックを形成し、懸命に守ろうとします。

GK高木が足元を使えるため、後ろからボールを繋ぐ場面では、人数的にはまだマシな状況を作ることもできていましたが、奪われた時のリスクが非常に高く、実際に後ろからの繋ぎを奪われて失点する場面もありました。

試合終盤には、青木を右のWBに置き、中盤を高嶺一人にして近藤を前に残す形で、一発のカウンターに望みをかけました。

何度か相手ゴール前に迫るシーンはありましたが、得点には繋がりませんでしたね。

中盤での奮闘

特に中盤の2人、高嶺と西野(後半開始からボランチに変更)の働きは目を引きました。

上手く横スライドしながら、ボールサイドの人数が足りなくならないように走り回り、さらに少し前にも出て相手のボランチに牽制をかけるなど、流石の活躍を見せました。

高嶺なんかは全速力でプレスバックし、相手のボールを奪うシーンが多々見られ、絶望的な状況下でもチームを支えてくれました。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

※この本の紹介記事はこちら。

 

得点シーン

コンサ1点目

 

いわき得点シーン

多すぎるので、ハイライトを

サポーターとしての感想

1-5で大敗!

結果だけを見れば非常に厳しいものですが、2人少ない状況でほとんどの失点を喫したことを考えれば、「しょうがない」と割り切るしかありません。

同数の時は勝ってたってことで…

選手たちは限界まで走り切り、最後まで諦めない姿勢を見せてくれました。切り替えて次戦に臨んで欲しいですね。

しかし、次節以降のメンバーに不安が残ります。

荒野とマリオが退場による出場停止となるのはもちろん、宮澤とバカヨコも累積警告で出場停止。ちょうど、荒野とマリオの代わりに出場しそうだった両名もいないとは…

さらに、今節2人少ない状況で走り回った選手たちの疲労度も心配です。次節までにしっかりと回復し、万全の状態で臨めるのかが重要なポイントですね。

昇格プレーオフ圏内を目指すのであれば、負けられない試合が続いていきます。

苦しい状況ですが、チーム一丸となってこの苦難を乗り越え、次節は必ず勝利をもぎ取ってほしいと強く願っています。

 

 

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まとめ

いわきFC戦は、度重なる退場が大きく響き、まさかの大敗を喫しました。

しかし、数的不利の中でもコンサドーレの選手たちが懸命に走り、戦術的な対応を見せたことは、今後のチームにとって決して無駄ではないでしょう。

この敗戦を糧に、コンサドーレがどのように立ち直るのか、次節の戦いに注目しましょう。

試合のポイントまとめ

  • 1-5の大敗も、数的不利が最大の要因。 選手たちは最後まで諦めず奮闘。
  • 序盤はコンサドーレの攻撃パターンが見られ、白井の先制点で好調な滑り出し。
  • 荒野とマリオの退場が試合を決定づける。 2人少ない状況での守備は限界。
  • 高嶺、西野ら中盤の選手が献身的なプレーでチームを支える。 個々の奮闘が光る。
  • 次節は荒野、マリオ、宮澤、バカヨコが欠場。 厳しい戦いが予想されるが、チーム全体の底力が試される。
  • 昇格プレーオフ圏内を目指すには、もう負けられない。 次節は勝利が求められる。

 

※前節の記事はこちら。

 

※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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