こんにちは、もちょです。
今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!
今回レビューするのは…
「悔しい」の一言では片付けられない、後味の悪い敗戦。
V・ファーレン長崎戦は、守備戦術への確かな手応えを感じた一方で、負傷交代の不運、そして終盤の不可解な判定に涙をのむ、あまりにも厳しい結果となりました。
そして追い打ちをかけるように発表された、岩政監督の解任。
あの試合で一体何が起きていたのか?
サポーターなら誰もが抱くであろう疑問とやるせない思いを胸に、チームの大きなターニングポイントとなった一戦を、もう一度冷静に振り返ってみませんか?
※前節の記事はこちら。
※岩政監督解任についての記事はこちら。
試合情報とスコアの振り返り
日時・会場
2025年8月9日(土)@PEACESTADIUMConnectedbySoftBank
試合結果
北海道コンサドーレ札幌 1 – 2 V・ファーレン長崎
スタメン
25戦目のスタメンはこちら!
スタメンのポイント
前節と全く同じメンバー!
- 西野が“左”CBに
- CB以外は配置も同じ
- 宮の中央CBが楽しみ
今節も前節同様に相手に持たせるサッカーをするようです。
お互いの基本フォーメーション
コンサドーレ
V・ファーレン長崎
試合の流れ
前半の先制と守備の狙い
コンサドーレは3バックを採用し、前節とほぼ同じメンバーでスタート。
ただし右CBだった西野が左CBに配置換えされ、長崎の10番をマークする役割が与えられました。
前節も鳥栖のキーマンである77番をマークする仕事を与えられていたので、西野は相手の攻撃の起点を潰す役割なんでしょう。
そして、宮はCBの中央に入り、守備範囲の広さを活かして安定したカバーを見せました。
前半18分、高嶺の素晴らしいミドルシュートでコンサドーレが先制。
相手にボールを持たせてカウンター狙いという前節同様の戦い方が功を奏した形です。
長崎の左サイド攻撃と局所的数的不利
一方で、長崎は左CBの44番が積極的に上がり、シャドーの19番も動き回ることで、コンサドーレの右サイドが空く状況を作りました。
田中克幸がフォローに入ろうとするも、長崎の中盤の34番も一列上がって数的優位を作り出し、クロスを多く許す苦しい時間帯がありました。
後半の交代とフォーメーション変更
後半から田中克幸に代えて荒野を投入し、右サイドの守備を強化。はっきりと右サイドに荒野が流れて守備をするようになりました。
しかし、59分に高嶺が負傷交代を強いられ、ここから試合の流れが厳しくなります。
その後の交代で家泉、青木、長谷川を入れ、守備的に5-3-2へとフォーメーションを変更。
西野はボランチに入り、家泉がCBの中央へ。青木がトップ下気味に入るなど、守ってカウンターを狙う布陣となりました。
終盤の逆転劇と物議を醸す判定
長崎の途中投入の33番が右サイドを切り裂き、そこからのクロスで10番に同点弾を許します。
その後も耐えながら攻勢に出たコンサドーレでしたが、試合終盤に10番に1人で抜け出され逆転ゴールを許します。
このシーンでは宮が身体を入れてブロックしようとしたところを、後ろから引き倒されたにも関わらず、主審は笛を吹かず。
VARもないJ2の舞台であったため、サポーターにとって納得のいかない結果となりました。
※僕の戦術分析の“土台”となった本です。
戦術ポイント
キーマン封じのための3バックと西野の役割
今節も3バックの採用、西野の起用法が興味深いものでした。
相手のキーマンをピンポイントで潰す役割を持たせられており、前節鳥栖の77番、今節長崎の10番を重点的にマーク。それも、しっかり抑えられているというところがポイントです。
攻撃時は高い位置を取ってプレス回避に貢献し、スパチョークも無駄に下りて来る必要が無く、自由にライン間でプレーしやすくなっていました。
もちろん、守備時のキーマンマークは重要ですし、ハマっている戦術です。
しかし、僕は攻撃時の西野のポジショニングも褒めたいですね。
状況を見ながら原と宮を繋ぐ位置を取ったり、逆サイドにボールがある時は少し内側でサイドチェンジのパスコースを繋いだり。
シーズン序盤に、西野が右SBをやった試合で西野のポジショニングを酷評した僕ですが、この2試合での西野は成長しすぎてて怖いです。
これには、理由があると思っています。
西野の成長の理由については、noteで詳細を書く予定です。
僕個人の推測になってしまいますが、興味ある方はぜひ。
[後日note投稿予定]
負傷交代がもたらした役割の変化と負担
59分の高嶺負傷交代は、チームにとって大きな痛手でした。
西野がボランチへのポジション変更を余儀なくされ、潰しに行く役割と後ろで構える役割の両方を宮が担うことに。
これにより局所的に守備負担が増え、相手10番が自由に動き出すきっかけを作ってしまいました。
守備的フォーメーション変更と攻撃の狙い
交代策で5-3-2に移行し、守備の厚みを増しました。
青木と長谷川の投入は、守備力アップとカウンターの鋭さを狙ったもの。
青木は攻守の繋ぎ役として機能し、長谷川が2トップの一角として裏への抜け出しを意識。
ただ、点を取らなければならない終盤の攻防で失点したことは、今後の課題となります。
※僕の戦術分析の“土台”となった本です。
※この本の紹介記事はこちら。
得点シーン
コンサ1点目
長崎1点目
長崎2点目
サポーターとしての感想
試合は1-2で逆転負けとなり、悔しい結果に終わりました。
守ってカウンターという、コンサドーレらしくないとも言える戦い方でしたが、前節の勝利で示したようにこの戦術は十分に機能しています。
ただ、負傷者が相次ぎ、交代策も限られる中での苦しい戦いになったのは事実。
何より失点シーンの判定には納得がいかず、ファンとしては怒りとフラストレーションが募ります。
そして、試合の2日後に岩政監督の解任発表があり、内容的には正直驚きを隠せません。
チームはまだ成長過程にあり、結果だけで判断されるのはもったいないと感じています。
※岩政監督解任についての記事はこちら。
この試合が解任の引き金になったとすれば、フロントの動きには疑問符がつきますし、チームとファンの間にさらなる溝を生みかねません。
次節はいきなり新監督の初戦です。
どんなサッカーが見られるのか、本当に岩政監督解任は正しいのか?
まあ、応援するしかないですね。
まとめ
守ってカウンターという手堅い作戦で挑んだ試合でしたが、最後の最後で逆転負け。
悔しさの残る敗戦でした…
試合のポイントまとめ
- 3バックで相手キーマンをピンポイントに抑える戦術は一定の効果を発揮
- 59分の負傷交代が戦術の安定を崩し、守備負担が宮に集中した
- 守備的に5-3-2へ変更し守りを固めるも、終盤の判定に泣く形で逆転負け
- ファンとしては判定に強い不満を感じつつも、戦術の方向性自体には可能性を感じている
- 監督解任の発表が試合の2日後にあり、チームの今後に大きな影響を与える可能
試合の結果だけでなく、周辺の出来事も含めて注目すべき一戦でした。
今後のチームの立て直しと監督交代後の戦い方に期待しつつ、引き続き応援していきたいと思います。
※前節の記事はこちら。
※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています
(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)
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