【北海道コンサドーレ札幌】徳島に2-1勝利!主力不在を覆した新戦術|試合レビュー【J2第30節】

こんにちは、もちょです。

今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!

今回レビューするのは…

北海道コンサドーレ札幌VS.「徳島ヴォルティス(J2第30節)」

J2リーグ第30節、北海道コンサドーレ札幌はアウェイで徳島ヴォルティスを対戦。

前節の度重なる退場と累積警告により、複数の主力選手を欠くという絶体絶命の状況。

多くのサポーターが不安を抱える中、ピッチに立った選手たちは私たちの予想を遥かに超える素晴らしい戦いを見せてくれました。

今回は、この逆境をどう乗り越え、勝利を掴んだのか。その戦術と選手たちの奮闘を詳しく振り返っていきます。

 

※前節の記事はこちら

※岩政監督解任についての記事はこちら

 

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試合情報とスコアの振り返り

日時・会場

2025年9月20日(土)@鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム

試合結果

北海道コンサドーレ札幌 2 – 1 徳島ヴォルティス

スタメン

30戦目のスタメンはこちら!

スタメンのポイント

前節の退場や累積警告の関係で、メンバーを変更せざるを得ない状況に。

  • 白井がトップに入り、裏抜けの積極性期待
  • 近藤と青木がスタメンに復帰
  • 荒野のポジションには木戸が入る
  • 柴田サッカーにおける白井と長谷川の相性はどうか?
  • 近藤と青木で違いを作れるか?

 

お互いの基本フォーメーション

コンサドーレ

 

徳島ヴォルティス

 

試合の流れ

新布陣の機能と試合の主導権

前節の影響で主力選手を欠くコンサドーレ。

注目されたワントップには白井、ボランチの一角には若手の木戸が起用されました。この緊急事態とも言える布陣が、結果的に素晴らしい化学反応を生み出します。

試合序盤から、コンサドーレは新しい攻撃の形で主導権を握ります。

これまでのように高さのあるFWをターゲットにするのではなく、白井の機動力を活かして相手DFラインの裏やサイドに揺さぶりをかけ、中央にスペースを創出。

そこにシャドーの青木や長谷川、さらにはボランチの木戸が積極的に絡んでセカンドボールを回収し、徳島を押し込み続けました。

狙い通りの得点と余裕の選手交代

試合は完全にコンサドーレのペースで進みます。徳島の特殊な守備戦術を逆手に取り、意図的に左サイドのスペースを攻略。

52分、そして66分と、立て続けにこの形から得点を奪い、リードを2点に広げます。

まだ得点を奪う前でしたが、ハーフタイムには、ここまでフル稼働だった西野と長谷川を休ませる余裕も見られました。

これは、チーム全体で試合をコントロールできていた証拠と言えるでしょう。

徳島の反撃と試合終盤の攻防

2点のリードを奪い、勝利は目前かと思われましたが、67分に徳島が投入した99番の選手が試合の流れを大きく変えます。

それまで起点を作れていなかった徳島ですが、競り合いに強く足元もある99番にボールが収まるようになり、コンサドーレは自陣深くまで攻め込まれる時間が増加。

すると投入直後の68分、その99番にゴールを決められ1点差に。

その後も多くのチャンスを作られますが、チーム全体で体を張り、なんとか守り切って2-1で劇的な勝利を収めました。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

戦術ポイント

マリオ不在の攻撃。白井の機動力が鍵

マリオが出場停止となり、これまでのような高さを使った攻撃が封じられたコンサドーレ。

しかし、チームは白井の機動力を最大限に活かす新たな攻撃パターンを披露しました。

白井が裏へ抜けたりサイドに流れたりすることで、中央に意図的にスペースを作り出し、相手DFがクリアしたボールを、走り込んできたシャドーやボランチが回収するという形は、徳島にとって非常に脅威となっていました。

長谷川がこの試合では今までとは違い、裏抜けの役割をこなさなくて良かったので、結果的にあまり目立たない形になりましたが、セカンドの回収という意味では重要な存在でした。

ハーフタイムで交代したので、単純にコンデションの問題かもしれませんが…

ロングボールで直接競り合わなくても、白井の運動量で相手DFが処理しづらい状況を作り出せていたのが見事でした。

徳島の守備を逆手に取った左サイド攻略

徳島は、2トップの一角である30番の選手がコンサドーレの左CBを見ながら、状況に応じてサイドに落ちて5-4-1のブロックを形成するという、複雑な守備ブロックを採用。

コンサドーレはこれを逆手に取ります。

あえてDFラインでボールを回して30番の選手を食いつかせ、彼が本来守るべき左サイドのスペースを西野やミンギュが効果的に使用。

この日の2得点は、どちらもこの左サイドのスペースでフリーの選手が生まれたところから生まれており、まさに狙い通りの形でした。

木戸の抜擢と高嶺との完璧な連携

守備面で大きな役割を果たしたのが、大抜擢された木戸でした。

相手のビルドアップの要である40番の選手に対し、前に出て潰す守備を徹底。徳島にボールを持つ時間を与えませんでした。

この木戸の積極的な守備を可能にしたのが、相方の高嶺の存在です。高嶺の圧倒的な守備範囲とボール奪取能力があったからこそ、木戸は安心して前へのプレッシャーをかけることができました。

この2人の相性は抜群でしたね。

 

※僕の戦術分析の“土台”となった本です。

 

※この本の紹介記事はこちら。

 

印象に残った選手

高嶺

この日もまさに「バケモン」。

特に試合終盤、徳島が攻勢を強める中で、カウンターの芽をことごとく潰す圧巻のパフォーマンス。

これとか、狙いどころとタイミング、タックルの速さがJでは見れないレベルですよね。

このタックル一つとっても、「スペース空いてるから少し足元からボール離すだろう」という読み、「相手が持ち出す瞬間に自分がスピードアップする」というタイミング、「的確にボールだけハントするスライディング」などなど…

高嶺のすごさが詰まっていますね。

最近は上から観ていて、「あ、これ高嶺が捕まえるわ」っていう瞬間がたくさんあって、楽し頼もしいです。

木戸

緊急起用とは思えないほど、攻守にわたって素晴らしい活躍。

守備では相手のキーマンを封じ、攻撃では積極的にセカンドボールに絡むなど“動く側のボランチ“として完璧な仕事を見せました。

構えて守備をするよりも、今節のように人を捕まえて前に潰しに出て行く守備の方が、力を発揮できそうです。

意外なポイントとしては、ボールをゆっくり持ちながらプレーするよりも、シンプルに前に向かってプレーする方がやりやすそうだったという点です。

今節の、ボランチから積極的に前に出て行くという役割が肌に合っているように感じましたね。

白井

新体制初のワントップ起用で、チームに新たな攻撃の選択肢をもたらしました。

その豊富な運動量と機動力は、相手DFにとって悪夢だったに違いありません。柴田監督のやりたいサッカーと親和性が高い選手の一人ですよね。

ちなみに、思ったよりもポストプレーが上手かったのもポイント。

身体の強さや高さで無理やりキープするみたいな力強さは、もちろんマリオやバカヨコに敵いませんが、落としどころの選択や、ファウルをもらう巧さなどは白井に軍配が上がります。

 

得点シーン

コンサ1点目

コンサ2点目

 

徳島1点目

 

サポーターとしての感想

2-1で勝利!

主力メンバーを多数欠くというかなり厳しい状況を、見事に乗り越えてくれました。

なんなら、層の厚さを再認識できたような試合でしたね。

球際も強く、選手一人ひとりがしっかりと走れていた、本当に気持ちの良い試合でした。

久々スタメンの近藤と青木も活躍しましたし、何より白井のワントップと木戸のボランチという新オプションが完璧に機能したのが最大の収穫です。

出場停止組が戻ってきたら、どんなメンバーになるのか全く予想がつきません。嬉しい悲鳴とはこのことですね。

そして、やはり高嶺の存在感は別格。

試合前のロッカールームで、柴田監督が木戸に「隣にこのリーグのナンバーワンのボランチがいるから、なんも心配いらない」と声をかけていたそうですが、まさにその言葉を証明する圧巻のプレーでした。

※その映像はこちら

 

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まとめ

徳島ヴォルティス戦は、主力不在という大きなハンデをチーム一丸となって乗り越えた、今後に繋がる非常に価値のある一勝となりました。

緊急で起用された選手たちが素晴らしい活躍を見せ、チームに新たな戦術と可能性をもたらしてくれました。

この勝利で得た自信と新たなオプションを武器に、コンサドーレがここからどう勝ち進んでいくのか。

次節の戦いがますます楽しみになる、そんな一戦でした。

試合のポイントまとめ

  • 主力不在の逆境を2-1で乗り越える価値ある勝利。
  • 白井のワントップ起用が成功。 機動力を活かした新たな攻撃パターンを確立。
  • 大抜擢の木戸が攻守に大活躍。 高嶺との連携も光る。
  • 徳島の戦術を逆手に取った左サイド攻略で2得点を奪取。
  • 高嶺は終盤に圧巻のプレーを披露。 勝利の立役者に。
  • チームの総合力が試される一戦で、新たな可能性を示した。

 

※前節の記事はこちら。

 

※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています

 

(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)

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