こんにちは、もちょです。
今シーズンも、昨シーズン同様に北海道コンサドーレ札幌の試合をレビューしていきます!
今回レビューするのは…
コンサドーレ札幌が迎えたアウェイ磐田戦。結果は1-5の大敗。
今季でもワーストに数えられる内容となりましたが、その裏側には「意図的な変化」と「想定外の展開」が複雑に絡み合っていました。
これまでの戦い方をあえて変えた前半、そしてハーフタイムの修正からの盛り返し——
しかし、退場者によって崩された構図。
今回は、なぜコンサドーレが大量失点を喫することになったのかを、戦術的視点とサポーターの目線から深掘りします。
※前節の記事はこちら。
試合情報とスコアの振り返り
日時・会場
2025年7月12日(土)@ヤマハスタジアム
試合結果
北海道コンサドーレ札幌 1 – 5 ジュビロ磐田
スタメン
23戦目のスタメンはこちら!
STARTING XI
明治安田J2リーグ 第23節
#ジュビロ磐田
7/12(土) 19:30KICKOFF
#ヤマハスタジアム#consadole #コンサドーレ#試合も働きごこちも全力応援トランスコスモス#DAZN の加入・視聴が強化につながる
→https://t.co/xd11XecMP6#スポーツくじWINNER がクラブ強化に… pic.twitter.com/8jH1yZVELQ— 北海道コンサドーレ札幌公式 (@consaofficial) July 12, 2025
スタメンのポイント
- 青木や高尾が復帰
- 高嶺が左SBに入り、青木との左サイドユニットを形成
- 前線からのプレスを通常より強く仕掛ける意図あり
お互いの基本フォーメーション
コンサドーレ

ジュビロ磐田

試合の流れ|前半の崩壊と後半の修正、そして破綻
前半:磐田の対応力に崩された守備
この試合では、ここ数試合で採用されていたサイドに追い込む守備ではなく、中央から強くプレスをかけるスタイルを採用。
これに合わせて長谷川を起用するなど、意図的に前線からのプレスの変更が見られました。
前節、磐田は自陣のミスで2失点しているそうなので、それを狙っていたんだと思います。
しかし、これが逆効果に。前節スタメンではなかった磐田の33番が抜群のパフォーマンス。この選手にコンサドーレのプレスは破壊されました。
- 6分に先制を許すと、磐田に完全に主導権を握られる
- 特に磐田の33番が攻守両面で圧巻のパフォーマンス
- 前線からのプレスがかわされ、セカンドボールも拾えない
- 29分と31分に連続失点
前半終了間際に高尾のロングボールからバカヨコが個の力で1点を返すも、流れを引き戻すには至りませんでした。
後半:修正直後の退場劇で試合が決まる
ハーフタイムでコンサドーレは大幅な修正を行います。
- 荒野と浦上を下げ、大崎とマリオを投入
- 高尾、宮、高嶺の3バックへと変更
- スパチョークをトップ下に、ボランチを大崎・西野にし、中盤を3枚に
- 中盤を数的同数にし、33番をしっかり捕まえられるように
この修正で一定の改善は見られましたが、59分に大崎が危険なタックルで一発退場。
数的不利となったコンサドーレは、その後磐田にサイドを広く使われる展開に。
- 磐田は意図的に右WG(23番)をフリーに
- 対応する間もなく2失点(68分、93分)
- 高嶺が1人で広大なスペースを守らざるを得ず、負荷が集中
1-5のスコアは、内容面でも苦しい結果となりました。
※僕の戦術分析の“土台”となった本です。
戦術ポイント|崩れたプレス構造とリカバリーの限界
プレスの設計と機能不全
今節で最も象徴的だったのは、最近上手くいっていたプレスの形と異なるプレス戦術の選択です。以前に戻したと言ってもいいでしょう。
サイドに追い込むよりも、前線からアグレッシブにプレスを仕掛け、相手のビルドアップをいつもより高い位置で潰そうとする狙いがありました。
しかし、この変更は磐田の技術とポジショニングによって裏目に出ます。
特にポイントとなったのは以下の3点:
- 磐田のCB2枚のパス精度が非常に高く、縦パスやサイドチェンジでプレスを回避された。
- コンサドーレの2ボランチ(西野・荒野)が相手中盤3枚(特に33番)を捕まえきれず、中央に大きなスペースが生まれた。
- 33番の選手が流動的に動いて、プレスを受けにくい位置に立ち続けたことで、セカンドボールの回収率が極端に下がった。
プレスがハマらなかったことにより、コンサドーレの守備ブロックが分断され、前後分断の苦しい展開を強いられることとなりました。
3バック化による構造の再構築と効果
後半開始からの布陣変更は明確な意図がありました。
- 高尾・宮・高嶺の3CBにして、後方の数的安定を図る。
- 中盤にはスパチョークをトップ下に置き、ボランチ2枚と合わせて中盤が3枚に。
- これにより磐田の3MFとのミスマッチが解消され、前半のような中央のフリースペースが大きく減少。
一時的にはこの再構築が機能し、押し返す場面も見られましたが、退場によってその効果は完全に失われてしまいます。
サイドの守備と数的不利の連鎖
大崎の退場後、コンサドーレは変わらず積極的にプレスをかけに行きます。
しかし、WBの選手たちも前に出たことで、サイドの守備が持ちこたえられなくなります。
- 磐田は左サイドでボール保持し、逆サイドの右WG(23番)をフリーにする。
- コンサドーレがボールサイドに圧力をかけると、逆サイドにロングボールを展開。
- その度に高嶺が1人で対応せざるを得ない構図となり、数的不利が可視化された状態に。
後半の2失点は、どちらもこの形から生まれており、退場後の戦術的柔軟性が問われる局面でした。
※僕の戦術分析の“土台”となった本です。
※この本の紹介記事はこちら。
得点シーン
ハイライト
得点シーンが多すぎて観づらくなってしまうので、ハイライト置いときます。
◤ ◢https://t.co/HIBZu1oTwD#DAZN 視聴はこちらhttps://t.co/ZM0z3wf5PH#磐田札幌 pic.twitter.com/aapYjZQV7s
— ジュビロ磐田 (@Jubiloiwata_YFC) July 13, 2025
サポーターとしての感想

1-5の大敗!
このスコアだけ見れば一方的な試合に思えるかもしれませんが、試合の中ではいくつもの変化と希望も確かに存在していました。
前半は、本当に厳しかったですね。
開始早々の失点から、磐田にペースを握られた時間が長く続いてしまって、立て続けの2失点後は、ほぼ諦めムード。
特に磐田の33番はとんでもない存在感で、何度もこちらの守備を無力化してきました。この選手、19歳って聞いたんですけどホントですか…?
「うおっ。それキープすんのかい!」とか「それフリックで落とすのうま~」や「キレイなターン…」などなど、度々ビックリしてそのプレーをした選手確認するじゃないですか。
全部33番でしたね、はい。「また33番かい」って声出ましたもんね。
それでも、前半のうちにバカヨコが1点を返してくれたシーンは、少し希望を持たせてくれるものでした。ああいう個の力でなんとかしてくれる瞬間があるからこそ、サッカーって面白いんですよね。
後半の入りでの修正も素晴らしかった。3バックへの切り替えや中盤の数合わせなど、明確な意図が見えたことで「ここからいけるかも」という空気が出てきた。
もう23試合目。岩政監督には、やっぱり修正してくれるよね!という安心感があります。
けれど、その矢先に退場というアクシデント……。この流れには正直、やるせなさしか残りませんでした。
負けは悔しい。でも、この敗戦には次につながるヒントも詰まっていたように思います。3週間のインターバルをどう使うか——
そこが次の戦いを左右するカギになりそうです。
FULL TIME
明治安田J2リーグ 第23節#ジュビロ磐田 5-1 #北海道コンサドーレ札幌#consadole #コンサドーレ#DAZN の加入・視聴が強化につながる
→https://t.co/xd11XecMP6 pic.twitter.com/WNthJSbhu0— 北海道コンサドーレ札幌公式 (@consaofficial) July 12, 2025
まとめ
この試合で浮かび上がったコンサドーレの課題は、戦術の選択ミスとそれに対する相手の対応力でした。
狙い持って選択したアグレッシブなプレスが裏目に出てしまい、中盤の構造も機能不全に。修正の意図は見えたものの、退場によりすべてが崩れてしまいました。
試合のポイントまとめ
- 以前に戻した前線からのプレッシングが機能不全に
- 磐田の33番を中心とした中盤支配への対応が不十分
- ハーフタイムでの3バック化は一定の効果を示した
- 退場による数的不利で守備が破綻
- 特にサイドの守備が機能せず、失点を重ねた
スコア以上に「なぜこうなったか」を振り返ることで、次節に向けた課題と修正点がより明確になるはずです。
3週間というインターバルは、仕切り直しを図る絶好のチャンス。この大敗を無駄にせず、チームとしての再構築に期待したいところです。
※前節の記事はこちら。
※noteではコンサドーレについて、もう少し踏み込んだ内容を執筆しています
(こちらのサイトでコンサドーレの全試合結果を確認いただけます)







コメント