【猫の熱中症】猫も熱中症に?症状や対策、なってしまった場合の応急処置などまとめ

たぬまるblogへようこそ!

突然ですが皆さん、家族の一員である大切な猫ちゃんの体調不良が一番心配ですよね?

注意していても中々気づけないのがペットの体調不良です。

その中でも特にわかりにくく、なりやすいのが熱中症です。

しかし!

もうすぐ11歳になるゆきまるが今まで体調を崩すことなく過ごせているたぬまる家。

(歯茎が弱いので重度の歯周病に悩まされていたゆきまるですが、抜歯することで見事回復)

そんなたぬまる家が熱中症の原因や対策をお伝えしていきます!

猫ちゃんの健康を守り、少しでも長生きしてくれる手助けになれば嬉しいです。

この記事を読んで、熱中症のリスクを最小限に抑えましょう!

一番確実な対処方法は“素早く”応急処置し“素早く”病院に連れて行ってあげることです。

素早く、というのが大事です。

 

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猫ちゃんの熱中症について

猫ちゃんも熱中症になるの?


おれも熱中症に⁉

 

猫ちゃんと言えば、暖かい場所が大好き!というイメージがあるんじゃないでしょうか?

人が大量に汗をかいているのに、涼しい顔して日向ぼっこする猫ちゃん。

猫は本来、砂漠で生活する生き物だそうなので、そりゃ暑いところに慣れてらっしゃるのも納得です。

そんな猫ちゃんも熱中症になるの?と疑問を持つ方もいるかと思います。

結論から言ってしまうと、猫ちゃんも熱中症になります!

 

猫ちゃんの熱中症の原因


原因とな…

 

ここでは、暑いところが大得意の猫ちゃんが熱中症になってしまう原因をお話していきます。

まず、熱中症になるのは体温が高すぎて体がオーバーヒートを起こすからですが、それを起こさないために汗をかきますよね。

これは人間も同じで、いわゆる体温調節ってやつです。

でも、猫ちゃんが汗をかいているところなんて見たことがありません。

じゃ、体温調節はどうしてんの?と気になりますよね。

実は猫ちゃんは肉球から汗をかいているのです!

肉球!

あんな小っちゃいところから⁉

猫飼いさん達はみんな知っていると思いますが、猫ちゃんの肉球が湿っている時があるんですよね。

ちなみに、うちのゆきまるは極度のビビりなので緊張した時に一番湿ります。

いや、湿っているなんてもんじゃありません。

もう、びしょびしょです(笑)

もうお分かりの方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

猫ちゃんはほぼ肉球からしか汗をかかないので、体温を下げるのが遅いってことですね。

暑いところは得意なんだけど、汗の量が少なく体温が高いまま過ごすことで熱中症になってしまうわけです。

 

熱中症の兆候・症状


どういう症状だ?

 

ここでは、猫ちゃんが熱中症になってしまった場合の具体的な症状について説明します。

症状自体はほとんど人間と変わりありませんが、猫ちゃんは体調不良を上手く表現できません。

なので、症状は細かく知っておいた方が良いはずです。

少しでも以下の症状が見られたら、猫ちゃんの行動に注意しておいてあげて下さい。

 

体温の上昇

猫ちゃんって暖かいですよね。

くっついていると暖かくなって、だんだん眠くなります。

そのまま寝落ちてしまう…

猫飼いさんあるあるじゃないでしょうか。

そんな、普段から体温が若干高めの猫ちゃんが明らかにいつもより熱いと感じる時は要注意です。

通常、猫ちゃんは体温が約38度前後ですが、熱中症になると40度近くまで上がってしまいます。

いつものように猫ちゃんを可愛がってあげた時、体温の上昇を感じたら熱中症を疑ってみて下さい。

 

めまい・ふらつき

めまいやふらつきも熱中症の症状の可能性があります。

猫ちゃんがまっすぐ歩けていなかったり、よろよろと歩き方に元気が無かったり。

一目見れば異変には気付けそうですが、ふらついているのかどうか判断がつかないことも。

少しだけよろけたぐらいだと、分かりづらかったり見逃したりすることもあります。

後悔しないためにも、猫ちゃんに少しでも異変を感じたら、よく観察するように習慣づけておきましょう。

 

口呼吸

猫ちゃんは通常、口呼吸はしませんよね。

そんな猫ちゃんが苦しそうに口で呼吸をしていたら要注意です。

一目で分かるので見逃しにくい症状ですが、猫ちゃんが隠れてしまっていると中々気づけません。

呼吸音が少し変だな?と感じたら猫ちゃんを引っ張り出して確認しましょう。

 

嘔吐・下痢

嘔吐や下痢も猫ちゃんの体調不良のサインです。

しかし、嘔吐に関しては猫飼いさんあるあるで、中々異変として認識しにくいですよね。

うちのゆきまるもよく吐きます。

めちゃくちゃ吐きます。

猫界きっての吐き手です。

人間で考えると、嘔吐は異変ですよね。

ゆきまるが吐き始めたころはビックリして病院に行ったりもしていました。

結果、なんの体調不良でもなく、「いっぱい食べたねー」と言われる始末。

猫飼いさんなら、猫が嘔吐するハードルが思ったよりも低いというのは、最早常識のようなものです。

ですが、ご飯や毛玉も混じっていない、吐くものが無いのに吐く仕草だけをするなど、明らかに普段と違う様子で嘔吐し始めたら注意してください。

もしかしたら、熱中症やその他の病気の可能性もあります。

病院で診てもらいましょう。

 

けいれん

猫ちゃんがけいれんを起こしていたらビックリしますよね?

たぬまる家でもよくビックリします。

え?

ゆきまるはよくけいれんする⁉

大丈夫ですか⁉って心配してくれた方、ありがとうございます。

でも、大丈夫です。

うちのゆきまる、熟睡してるとめちゃくちゃけいれんします。

皆さんの猫ちゃんも寝ている時にビクビクッってなったことあるんじゃないでしょうか。

たぬまる家ではよく、飼い主にくっついて熟睡するゆきまるがけいれんしてめちゃくちゃビックリします。

ゆきまるの温度にやられてこっちもウトウトしているので、心臓飛び出るくらいビックリします。

その飼い主のビックリでゆきまるも起きるという…

ちょっと余談が過ぎましたが、熱中症が重症化するとけいれんを引き起こす可能性があるため、帰宅時や起床時など、猫ちゃんとの接触が途切れた後の時間には特に注意してください。

 

熱中症の対策

予防


熱放出中
ゆきまるなりの対策です。

 

部屋を適温に

シンプルに猫ちゃんにとっての適温、快適な室温にしてあげれば熱中症の心配はありません!

当たり前だ!

エアコン代が高くてそれが出来ないとか、一瞬の油断で気温が高い場所に猫ちゃんを長時間いさせちゃうとか…

そういうことが心配だからこの記事読んでるんだよ!という声が聞こえてきそうですが…

その通りです!!

エアコンガンガン、猫ちゃんを常に見ておける!という方はそれで大丈夫です。

一応、基本の基本ということで書いておきました。

時間を取ってすみません。

ちなみに猫ちゃんにとっての適温は27℃~28℃だそうです。

 

扇風機で循環

暑さ対策に大活躍するものと言えば、エアコンともう一つ。

扇風機が思いつきますよね。

よし、扇風機ならエアコンほど電気代もかからない!

猫ちゃんのお気に入りスポットに向けて扇風機を回しておけばオッケー!

ということにはならないんですね…

扇風機はもちろん、風を送ってくれます。

しかし、冷やす効果はありませんよね。

人間の場合、風が当たれば涼しく感じられるかもしれませんが、猫ちゃんはあまり涼しく感じないんだとか。

全身が毛でおおわれていることがほとんどですからね。

さらに、扇風機の風に長時間あたっていると体調不良を起こしてしまう場合もあるそうなので注意が必要です。

じゃ、猫飼いは扇風機NGなの?と言うとそうでもありません。

扇風機はお部屋の空気を循環するために使えば効果的なんです。

こもった空気を循環させられるように、ご自分のお部屋の中でベストな扇風機スポットを見つけましょう!

ちなみに、扇風機の羽がむき出しだったり、何かの拍子で倒れるなどなど、猫ちゃんが怪我をする可能性がありますのでその辺の対策はお忘れなく。

カバーを付ける、重しを乗っけるなど色々な方法で猫ちゃんにとって安全に使えるように工夫していきたいですね。

 

水分補給

熱中症と言えば真っ先に水分補給が思いつきますよね。

人間にとっても重要で、夏には「こまめな水分補給を」みたいなキャッチフレーズで色々な飲み物が発売します。

当然、猫ちゃんにとってもこまめな水分補給は大事です。

暑くなってきたら、意識して出来るだけ多めにお水をあげましょう。

しかし、猫ちゃんってのは中々お水を飲んでくれないんですよね。

それもそのはず。

猫ちゃんは元々は砂漠で生きる生き物。

水分をそんなに取らなくても生きていけるように進化しているんですね。

なので、お水を思うように飲んでくれなくて困っている猫飼いさん達がたくさんいるんじゃないでしょうか。

そんな猫飼いさんたちに、ゆきまるがぴちぴちジャブジャブ水を飲むようになった、たぬまる家なりの方法をご紹介します。

方法は単純です。

お水とご飯を一緒にあげる。

それだけ。

そんなの、当たり前じゃないんですか⁉

という声が聞こえてきそうですが…

たぬまる家では別々にあげてたんですよね。

なぜかというと…

ゆきまるが猫界きっての吐き手だからです!

ご飯とお水を一緒にあげなんてしたら、30秒後にはパーティーが始まります。

ということで別々にあげていたんですが、そうするとやっぱりお水は飲んでくれないんですよね…

考えに考えた結果、ご飯を3~4粒だけにする「お水タイム」を設けることにしました。

そうしてみると、あら不思議。

ゆきまるは「あ、水の時間ね」と言わんばかりにお水をご飯の代わりに飲み始めましたとさ。

これは、たぬまる家独特の解決法のような気がしますが、参考になれば嬉しいです。

一般的には…

  • お水を複数の箇所に置く
  • ウエットタイプのご飯を活用する
  • お水を循環する機械の導入

などがあるみたいです。

特に、お水を循環する機械はたぬまる家でも導入を検討しています。

常に新鮮なお水を置いておけるので、猫ちゃんがふとした時にお水を飲めます。

せっかく猫ちゃんが「お水飲みたいよー」となったのに、準備している間に「やっぱいいや」と飲んでくれなくなることも多々あるんじゃないでしょうか。

さらに、お出かけ時にもお水の心配がなくなりますね。

チャンスを逃すことなく、お出かけ時も新鮮なお水を用意できるという点に惹かれ、たぬまる家では購入を検討しています。

半年ぐらい…

 

お気に入りスポットを涼しく

猫ちゃんにはそれぞれお気に入りスポットがあるはず。

そのお気に入りスポットは出来るだけ涼しくなるように心がけましょう。

猫ちゃんは一日の大半をお気に入りスポットで過ごします。

その場所が適温であればあるほど熱中症のリスクは下がりますね。

じゃあ、どのようにお気に入りスポットを涼しくしてあげるのかというと…

暑さ対策のグッズを活用するのがおすすめです!

ひんやりするベッドだったり、ペット用のひんやり枕だったり。

様々な暑さ対策グッズが販売されています。

選びたい放題ですね。

良かった良かった…と思ったのも束の間。

猫ちゃんが新しく導入したグッズを使ってくれない⁉

そっぽ向いちゃうし、なんなら避けるように過ごしている!

ということがあるかもしれません。

自分の匂いがついていないものがお気に入りスポットにあると、警戒するみたいですね。

せっかく購入したひんやりグッズも、猫ちゃんが使ってくれないと意味がないですよね。

ゆきまるも例にもれず、新参者には中々厳しいです。

厳重なチェック体制のもと、知らんやつだ!と認識すれば目もくれません。

そんなゆきまるの為にひんやりグッズを用意した際、たぬまる家がいつもしている工夫として、ゆきまる用のブランケットに包むという方法があります。

たぬまる家ではゆきまる用のブランケットが複数枚用意されています。

はい、吐くからです。

(贅沢猫ですね)

ゆきまるにとってそのブランケットは自分の匂いがついていて安心できるものなので、なんの警戒もなしに使います。

そのブランケットに新参者のひんやりグッズを隠してしまえばいいんです!

なんて画期的で誰でも思いつく方法なんだ!

・・・・・

ということで、猫ちゃんのお気に入りスポットは暑さ対策のグッズでひんやりさせておくのがおすすめです。

 

なってしまった場合の応急処置


応急処置は早めにだ

 

ここでは、万が一熱中症になってしまった場合の応急処置をご紹介します。

猫ちゃんの熱中症は進行が早いので、出来るだけ素早く対処しましょう。

そして、一番大事なのは応急処置だけで済ませず、近くの動物病院に連れて行くことだということをお忘れなく!

 

常温の水をかける

まずはお水をかけてあげて、体温を下げることです。

ここで重要なのは…

  • 常温のお水であること
  • 心臓から遠い場所からかけていくこと

です。

体温を下げるため、キンキンに冷えたお水で冷やしてあげたくなるところなんですが、それは逆効果なんだとか。

血管が縮んでしまって、熱い血液をかえって臓器に溜めてしまうそうです。

そうなると上手く熱を発散できずに臓器へダメージを与えてしまします。

常温のお水をかけてあげましょう。

そして、心臓から遠い場所からかけていくことも大事なこと。

猫ちゃんは水浴びの習慣がないので、いきなりお水をかけられるとビックリしてショックを起こしてしまうことも。

足などの心臓から出来るだけ遠い場所からかけてあげることで、徐々にお水に慣れさせてあげましょう。

 

水で濡らしたタオルで包む

お水をかけるのが怖い!という方にはこちらがおすすめ。

直接かけるよりは猫ちゃんもビックリしませんね。

 

涼しい場所で風を送る

日陰など、出来るだけ涼しい場所に移動させてあげてエアコンなどの風で冷やしてあげましょう。

うちわであおいであげたり、扇風機で風を送るのも効果的です。

ご自分のお家にある風送り機器を総動員させましょう。

病院に連れて行っている間はハンディ扇風機なんか、良いかもしれませんね。

 

なるべく早く病院へ!

前述しましたが、これが一番大事です!

応急処置はあくまで応急なので、しっかりと動物病院を受診しましょう!

早くですよ!早く!

 

まとめ

以上、猫も熱中症に?症状や対策、なってしまった場合の応急処置などをご紹介!でした。

色々と猫ちゃんの熱中症についてお伝えしてきましたが…

早期発見!

早く病院へ!

これが皆さんの愛猫を守る最も効果的な方法です。

猫ちゃんの様子がおかしい…熱中症かも?となれば焦るのも当然ですが、まずは落ち着いて。

素早く応急処置をして病院に連れて行ってあげて下さい。

皆様の愛猫が少しでも長く健康でいられることを祈ってこの記事を締めさせていただきます。

それでは、また!

※前回の猫豆知識記事はこちら。

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