【北海道コンサドーレ札幌】中村桐耶選手ってどんな選手?特徴やミシャ式での役割などまとめ【選手紹介】

こんにちは、もちょです。

今回は、サッカー視聴歴11年の僕が、北海道コンサドーレ札幌の選手たちの特徴やミシャ式サッカーでの役割などをご紹介していきたいと思います!

第13弾は今シーズン台頭著しい中村 桐耶選手です!

前回の興梠選手編はこちら。

昨シーズンから、約4年ぶりに開幕戦からコンサドーレの試合を見ていますが、中々複雑なサッカーをしていますよね。

試合を観戦する際に、なんだかフォーメーションがコロコロ変わるけど、どうなってんの?とか、選手のポジションがよく変わるし、何が起こってるか分からん!なんていう煩わしさは無いでしょうか?

「選手たちが“どんな特徴”だからミシャ式サッカーでは“こんな役割”を担っているのか」ということを理解することで、そんな煩わしさを解消できるかもしれません。

この記事を読んで、コンサドーレの試合がいつもより分かりやすかった!と感じていただければ幸いです。

※この記事の執筆時点では2023Jリーグ第22節までが終了しています。

ルヴァンカップを視聴できる環境でないことから、Jリーグの試合のみでの意見となることをご了承ください。

 

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中村 桐耶選手とは

公式HPより

個人的に今季評価急上昇。

ロングキックが上手い。

持ち運ぶドリブルがすごい!

めちゃくちゃ走れる!

 

プロフィール

北海道コンサドーレ札幌の公式サイトに詳しいプロフィールが載っています。

特にQ&Aのコーナーが面白いので、必見です。

 

特徴

中村選手の特徴をザックリ言うと…

      • ロングキックが上手い
      • 「抜く」と「持ち運ぶ」ドリブル
      • かなり走れる
      • たまに判断を誤ることも

です!

それでは、詳しくご紹介していきます。

公式HPより

・ロングキックが上手い

コンサドーレがロングボールで一気にサイドチェンジ、そこからWBが1対1を仕掛けるというシーンをよく見ますよね。

中村選手はそのロングボールをキレイに逆サイドまで届ける技術があります。

最近では、前線の選手が裏抜けを狙った場合そこにロングボールを送るというのもよくやります。

やはりそのボールも中村選手は精度高く出せます。

コンサドーレのキック精度と言えば福森選手でしょう。

FKやCKのボールは、Jリーグの中で屈指の精度を誇りますよね。

そんな福森選手からスタメンを奪いかけているのが、中村選手です。

福森選手は止まっているボールを蹴る精度は高いままですが、コンデションの影響なのか流れの中でのキック精度は落ちてきてしまっている印象です。

それに対して中村選手は、福森選手で起きる守備の問題をある程度カバーしつつ、流れの中でのキック精度が担保されています。

今シーズン、中村選手の序列が上がってきたのにはそういう理由があるのかなと思います。

選手の特徴をしっかり活かして成長したことで、スタメンを勝ち取れた良い例ですね。

 

・「抜く」と「持ち運ぶ」ドリブル

中村選手の一番の特徴と言っても良いのが、少し特殊なドリブルの上手さです。

このブログ内でもたまに書いていますが、ドリブルには「抜くドリブル」と「運ぶドリブル」があると一般的に言われます。

「抜くドリブル」はディナモ・ザグレブへ飛び立った金子選手をイメージしてください(笑)

※ちなみに金子選手の移籍についての記事も書いていますので、参考程度に

それに対して「運ぶドリブル」は言葉の通り、相手と対面して勝負するというよりボールを前進させるイメージです。

特に、DFの選手は相手がプレスに来なければ「運ぶドリブル」でボールを前進させて1人でも敵を引き付けることで味方をフリーにする、なんてことをよくやります。

これが上手いのは、岡村選手です。

そして、中村選手はこの「抜くドリブル」と「持ち運ぶドリブル」のどちらも使えます。

???

いや、別にどの選手も使い分けてるのでは?という意見があるのはごもっともです。

しかし、中村選手は低い位置で「抜くドリブル」を仕掛けるし、その後「運ぶドリブル」で相手ゴール前まで迫っちゃいます。

ドリブルの名手である金子選手も低い位置では「運ぶドリブル」を選択していましたし、岡村選手が自陣で「抜くドリブル」を仕掛けるところは見たことありませんよね?

ビルドアップ時に低い位置でプレーすることが多い中村選手は相手のプレスにかかって出しどころがない局面でも、自分をマークする選手を抜いてドリブルを仕掛けることが出来ます。

スペースがあれば、そのまま深い位置まで持ち運んでコンサドーレの大チャンス!となったことは少なくないですよね。

普通ハイリスクなのでやらないんですが…

中村選手は相手と入れ替わるのが上手いのか、結構成功させるんです。

この武器はハイリスクハイリターンで、時に奪われてそのままショートカウンターを食らうという場面もあります。

使いどころの判断をしっかり出来るようになれば、コンサドーレにとって重要な武器になっていくと思います。

 

・かなり走れる

シンプルですが、一番チームを助けてくれる特徴ですね。

特別速いわけじゃないですよ?

試合終盤までずっと走れるんです。

攻撃時にSBの役割を担うことが多い中村選手。

サイドのアップダウンはもちろん、守備の最終局面に戻ってカバーすることが出来ます。

カウンターを仕掛ける時、誰よりも前線を走ってますよね。

どんなにスタートが遅れても絶対に最後はゴール前にいますし。

先ほどお伝えした特徴的なドリブルで持ち運ぶ際も、試合終盤で走力が落ちない中村選手に対して、相手のプレスバックが間に合わない、なんていうシーンをよく見ます。

機動力があるっていうのは、良いですねぇ。

 

・たまに判断を誤ることも

まだ試合にコンスタントに出始めて日が浅いので仕方がないことだとは思いますが、たまに判断を誤ることも。

自陣から持ち運ぼうとする際に奪われてショートカウンターを食らう、というのは先ほども書きました。

スペースが空いていないのに持ち運ぼうとしたり、2人にプレスをかけられているのに強引に抜こうとしたりという場面ですね。

守備時にも、マークしている選手がしっかりボールを収められている状況で、焦って潰しに行ってしまって入れ替わられたり、マークの受け渡しが若干遅かったりします。

攻守共にまだまだ直すべきところはあるなぁ、という印象です。

しかし、武器となる特徴もたくさんあるので自分の長所を活かすタイミングや使い方を学べば、コンサドーレに欠かせない選手に成長してくれそうです。

伸びしろですねぇ

 

ミシャ式での役割

ここでは「サッカーを集約すると、この4つの局面で構成されている」とよく言われる“サッカーの4局面”にフォーカスしてお話していこうと思います。

サッカーの4局面とは

  • ボールを保持しての攻撃(ポゼッション)
  • ボール非保持での守備(押し込まれている)
  • ボールを奪った瞬間(カウンター)
  • ボールを失った瞬間(カウンターを食らう)

の4つの局面のこと

コンサドーレがミシャ式サッカーを行う上で、この4局面において中村選手がどのような役割を担っているかをご紹介したいと思います。

 

・ボールを保持しての攻撃

中村選手がボール保持時に担う役割は主に3つあります。

サイドチェンジのボールで相手を揺さぶること、チームが相手のプレスにハメられた時にドリブルで1人躱すこと、の2点は先ほども解説しました。

これに関しては、この特徴を活かしてチームに貢献してもらいましょうということで割愛させていただきます。

ここでは、それ以外に中村選手が担う役割を説明していきたいと思います。

それは、左サイドの攻撃に関わることですね。

中村選手は主に左CBで出場することが多いです。

コンサドーレのサッカーの特性上、左CBは攻撃時に左SBのように振舞うことは皆さんもご存じだと思います。

中村選手も当然、サイドの上下運動を頑張っています。

しかし、それだけではありません!

オーバーラップを仕掛けるのは当たり前のようにやった上で、インナーラップも仕掛けられ、さらにはWBの逃げ道にもなれるパスコースに居てくれたりもします。

そこから逆サイドへ散らしのボールを送る精度は先ほどもお伝えしましたね。

つまり、右サイドの田中選手のように色々なことを出来るSBポジションの選手ということです。

まだ、田中選手ほどの「ここにいてくれたか!」とか「うわ、今のフリーランのタイミング、えぐいね」みたいなプレーはありませんが、伸びしろに期待しています。

そして、このブログ内でもさんざん書いてきている「右の攻撃は素晴らしい、左の攻撃が物足りない」問題をいつか中村選手が解決してくれる日が来ると信じています…

どうでしょう?(笑)

 

・ボール非保持での守備

自陣に引いての守備時には、当然自らのマークへの激しい守備がマストとなりますよね。

マンツーマン守備を敷くコンサドーレにとっては、そこを緩くされるとたまったもんじゃないですし、そんな選手だと使われません。

これは、チーム全員がやるという前提で。

じゃ、中村選手が特にチームに貢献しているプレーは?というと、走力を活かした守備ですね。

裏にボールを出されてゴール前でピンチになった時、真っ先にカバーしているのが中村選手です。

その局面局面で状況が違えど、カバーリングの速さは中村選手の魅力ですね。

しかし、自分のところから裏を取られる時の反応が鈍いことがあるので、ここも今後に期待したいところです。

 

・ボールを奪った瞬間

ボールを奪った瞬間は、中村選手の攻撃性能が活きる絶好の機会ですね。

当然相手が前がかりに来ているので、相手陣にスペースが空いている状況で攻めることになります。

そこで、中村選手の走力を活かした「運ぶドリブル」です。

このドリブルが速いのなんの。

相手のプレスバックが追いつきません。

さらに、もう一つ役割があります。

それは、ロングボールで一気に相手DFラインの裏を取ることです。

コンサドーレは現在、「小柏」「浅野」という裏抜けスピードお化け2トップで編成されることが多いです。

※小柏が22節に怪我から復帰!

なので、カウンターで攻める瞬間にこの2人の裏抜けが効きに効きます。

そこに精度高くボールを届けられるのが中村選手ってことですね。

 

・ボールを失った瞬間

最後に、ボールを失った瞬間の守備時に担う役割です。

ここでも、中村選手の走力が存分に活躍してくれます。

奪われた瞬間に近くの選手はボールホルダーへ激しくアタックというのは、全員がちゃんとやります。

これは試合に出る上で、ベースとなる部分ですね。

中村選手も当然やっています。

中村選手はこれに加えて、広大なスペースをカバーするという役割を担うことが多いです。

攻撃時、自陣に2枚のCBしか残さないという超攻撃的なコンサドーレ。

さらに、相手の攻撃陣に対して同数で守ることがほとんどです。

カウンターを食らう局面なら尚更。

そんな時、裏へのスルーパス一発で抜け出されるなんて言う場面は少なくないですよね。

中村選手はそこを走力でカバーしてくれます。

中村選手がギリギリのスライディングで防いでくれた!っていうことが多い気がしませんか?

DF側(中村選手側)が圧倒的に不利な状況でも何とかしてくれるのが中村選手です。

無理が効く選手ってやつですね。

相手FWとの走り合いは迫力あって見所です。

 

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まとめ

以上、中村選手の特徴とミシャ式サッカーでの役割をご紹介しました!

今回紹介した特徴や役割を意識して試合を観戦していただければ、興梠選手のプレーをより深く楽しんでいただけると思います。

この記事で、より一層コンサドーレの応援、Jリーグの視聴を楽しんでもらえたら幸いです。

では、また!

コンサドーレの選手の特徴まとめ記事はこちら。

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